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▼スタディ・アブロード―世界から早稲田へ―

From Czech Republic to WASEDA
チェコからWASEDAへ

フィアロバー・アネツカ/国際教養学部1年

 「日本に留学した理由は何ですか」。これは多分私が日本に来て一番多く聞かれた質問でしょう。ですがこの質問に答えることはそんなに簡単なことではありません。思えば9年前のあの日、高校生だった私は学校の掲示板に貼ってあったビラを読んだのです。「日本語の選択科目をとりませんか」。日本のことを知っているわけではなかったけれど、ローマ字を使わない言語を習うのは面白いと思って、日本語に興味を持つようになりました。運命を信じるわけではありませんが、あの日あのビラを読んだから早稲田大学に留学できたのです。留学中は日本語の学習以外にも学べることがたくさんあります。日本への留学は、自分の国にいたままでは体験することができなかったことをする良い機会となります。例えば登山が好きではない人が富士山に登ったり、ジェットコースターが怖い人が富士急ハイランドに行ってみたり、お酒をあまり飲まない人も友達と飲み会で遊んだりすると、今までは苦手なはずだった出来事が留学生にとっては皆忘れられない経験になるのです。また早稲田には国際色豊かな留学生がいるので、日本人だけでなくさまざまな国籍の良い友達ができます。特に異文化を体験できることが重要です。私とは違う国に住んでいた友人を通して文化的な視野を広げることができました。異文化だからといって、自分の文化より「良い」か「悪い」かと決めてかかるのではなく、他の考え方を持っている人を尊敬できるようになることが大事なのです。

 留学とは非常に特殊な機会だと思います。留学中予想もしなかったことが起こることもあるのです。例えば先般の東日本大震災です。本当に恐ろしい災害でしたが、その有事に際して日本の国民性について知ることができました。東北の方々は復興に向けて厳しい状況でも、決してあきらめないで、一所懸命頑張るし、お互いに支援し、どんどん自分のコミュニティーの復興を続けています。「わたしの国ではこのような姿勢はありえない」と感じましたし、今回体験した日本人の態度を心に大切にしまって母国の人に伝えたいです。そうやって留学生は別の文化と母国を橋のように結び付けることができます。ですから留学生が多ければ多いほど世界は一つになると思います。もし留学をすると決めたのであれば、留学先の国の文化と生活をよく体験して、忘れられない思い出を作りましょう!

留学生たちと富士登山

西早稲田寮の女子留学生仲間と(筆者中央)

日本文化紹介会 “着物、三味線”のイベント

(提供:早稲田ウィークリー