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▼スタディ・アブロード―世界から早稲田へ―

From CHINA to WASEDA
中国からWASEDAへ

李 潤陸(リー・ジュンリク)/政治経済学部3年

「日本は第二のふるさと。国際人になるための重要な通過点」

 私が日本への留学を決心した理由は四つあります。一つ目は、中国と日本の歴史です。中国は千年あまりに渡って日本の師でしたが、近代になって弟子は師を追い抜きました。その驚異的なエネルギーの源を探ってみたいと考えました。二つ目は文化です。中国の侠客(きょうかく)と日本の武士に共通点を発見して興味を抱くとともに、若者のファッション文化にも惹かれました。三つ目は地政学と政治です。今後も中国が成長を継続するためには、日本との付き合いは避けて通れません。四つ目は乙武洋匡(ひろただ)さんの著書『五体不満足』(1998年、講談社)です。先天性左腕切断症の私は、子どものころにこの本を読み、大きな勇気をもらいました。そして乙武さんの言う「自由な雰囲気の早大キャンパス」で学びたいと思い、早稲田大学への留学を決めました。

 早稲田大学では経済を専攻し、有志と研究目的の「金融社」を発足させ、私は副社長を務めています。また、バスケットボールとサッカーのサークルにも参加し、剣道の稽古も始めました。障がいがあるからといって「特別配慮」はなく、皆対等に接してくれます。こらの活動を通して日本人の良い面をたくさん発見しました。また、日本のバリアフリー対応と身障者福祉の素晴らしさにも感心しました。

 私にとって日本は第二のふるさとです。中国・北京で生まれ、幼少時代にアメリカの教育を受け、さらに日本で磨かれた私にとって、将来どこで何をするにせよ、日本は国際人になるための重要な通過点だと考えています。

バスケットボールの仲間たちと東伏見の体育館にて(一番左が筆者)

息子のように接してくれる大家さんご夫婦(左)と筆者の母(右)と一緒に訪れた箱根旅行

(提供:早稲田ウィークリー