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▼スタディ・アブロード―早稲田から世界へ―

From Waseda to Taiwan
早稲田から台湾へ

増田 結実/国際教養学部3年

中国語との出合いはアメリカで

 学内ではダンスサークルで活躍し、早稲田祭ダンスイベントの振付けにも携わった増田さん。高校時代アメリカの高校に1年間留学した。そこで受けた第二外国語の授業で、中国語の面白さを知った。本学入学後も「留学して中国語を勉強したいな…」という以前からの思いは消えず、2年生の夏から1年間、台湾師範大学への交換留学を決めた。中国語教育が盛んな同大には、台湾屈指の言語研究センター「国語中心(マンダリン・トレーニング・センター)」(以下CCLC)が付属する。質の高い語学授業と先生に恵まれ、思う存分中国語の勉強に打ち込めた。

まず台湾の現地社会へとけ込む!

 増田さんが台湾留学中に心がけていたことは、「現地の人たちの生活に徹底的にとけ込む」こと。CCLCには多くの留学生が在籍し、国際的な雰囲気の一方、台湾現地の学生とはなかなか知り合えなかった。そのためCCLCの語学授業だけでは満足できず、週20コマ以上も学部の正規授業に参加。また授業以外では、学内で自らダンスサークルを結成し、学生たちと週2回のペースで練習を行った。学内イベントでは、みんなで練習した千手観音ダンスを披露。ヒップホップとブレイクダンスのチームを組んで、学内イベントで賞金を獲得したほどだ。こうして現地社会の人々の生活にとけ込むことで、増田さんは台湾の人たちと一生ものの友情を育むことができた。

台湾の「片想い」を憂い……

 「台湾は過去約50年間日本から植民地支配を受けたにもかかわらず、今でも日本から文化を受け入れたり、多くのことをお手本にしたりしています。それなのに、日本は台湾の存在にそれほど注意を払っていない気がします」。以前、「台湾とタイは違うの?」と知人に聞かれショックを受けた増田さん。「台湾にこれ以上、日本への『片想い』をさせたくない。対日感情の良さだけではなく、台湾に残る豊かな自然や暮らし、日本との複雑な関係の歴史にもっと関心を持ってほしい」と話す。

 帰国後は、日本と台湾相互の交流活動に多数参加し、積極的に台湾のPRに努めた。地元の人たちに向けて「台湾パーティ」を主催し、本学留学フェア(2008年10月4日開催)の「台湾コーナー」でも、学生に台湾留学の魅力をアピールした。「英語・中国語・日本語を駆使する国際人として働きたい!」そう話す増田さんが、より広い国際的な舞台で活躍する日も遠くない。

(提供:早稲田ウィークリー