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▼スタディ・アブロード―早稲田から世界へ―

和田野 祥子

From WASEDA to England
WASEDAからイギリスへ

和田野 祥子/2010年3月政治経済学部卒業

 和田野さんはロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)へ1年間、交換留学生として留学した。「Comparative Economic Growthなど、開発理論を中心に講義に参加しました。とにかく講義や議論の会話が早くて苦労しました」。留学して半年位は、全授業の講義は録音し、図書館でテープを聴きながら、すべてノートに内容を書き留める日々を送った。クラスでも寮生活でも、なかなか友人の輪に入れない。「上手に話せないことを恐れている……」と言葉に自信が持てないままの留学生活が続く中、ひとつのきっかけが和田野さんを大きく変えた。

 St. Pancras駅付近の教会で、ソマリア系難民を対象にした慈善活動ボランティアをするようになったときのこと。アフリカ系移民を中心とした同僚の中には、カタコト英語の人もたくさんいた。そうした人たちが、堂々と身振りや知っている限りの英単語を駆使して、コミュニケーションをとっているのだ。「英語ができないという劣等感を持つなんておかしい! できないからこそ学ぶんだ!」。そう割り切ると、とたんに勇気が沸いてきた。とにかく自分から会話することで、留学生活も充実し始めた。教員が主催するコーラスサークルにも参加して友人や校友関係が広がったり、また休暇中には親しくなった友人を尋ねてウェールズを旅行したりもした。

 「英語に自信が持てない事や、友人ができないことに加え、ロンドンは有名な曇天や雨などで、気落ちすることもありました。でも英国留学を考えているなら、忙しい勉強の合間でも、何か息抜きできることをぜひ見つけてください」と話す。和田野さんは水路を散歩したり、ミニパークで過ごしたり、友人と料理を作ったりして、生活の息抜きリズムをつかんだ。「テムズ川をはじめ数多くの水路がロンドン中にはあり、水が近くにある雰囲気がとても好きです。またイギリスならではの古城めぐりや、ウェールズの美しい国立公園は断然おすすめです!」。

 これから留学を考えている後輩へ、和田野さんは「留学に行ってから何をするか? 帰ってきたら何をするか? を常に意識してください」とアドバイスする。「そこでの課題や目的意識が、留学中の行動を変えると思います。私も、留学前と後では少し自信がついたかな、と思うようになりました。私は海外での就職やビジネス展開を強く志望するようになり、これからも語学をはじめ勉強を続けたいと思います!」

(提供:早稲田ウィークリー