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▼スタディ・アブロード―早稲田から世界へ―

From WASEDA to Mexico
WASEDAからメキシコへ

銭亀 まりあ/国際教養学部3年

銭亀 まりあ/国際教養学部3年

 高校時代、アメリカへ留学しているときにメキシコ人の人柄や明るさにひかれ、大学に入学する前から、「メキシコに絶対行く!」と決めていた。そして、その念願のメキシコのモンテレー工科大学に交換留学生として行くことができた。現地では、お節介だと思わせるくらい本当に優しい人たちに出会うことができた。

 メキシコでの授業は実践型のものが多く、課題をこなしながら身を持って覚えていくというスタイルだった。そしてメキシコ人学生の気質のせいか、毎回必ず宿題や課題、クイズが出され細かくチェックされたため、日本にいた時よりも大変だった。英語で行われる授業もある学校だったので英語を話せる学生も多く、一日英語だけで過ごすことができた。しかしその反面、意識的にスペイン語を話さないといけなかった。そんな中、スペイン語はもちろん、メキシコの歴史、文化やマーケティングを中心に勉強した。

 授業外では学校でダンスのクラスを取り、週5日間hip-hop、サルサ、タンゴを習っていた。学期末に行われる発表会には2回参加し、ダンスを通じてたくさんメキシコ人の友人に恵まれ、そのうちの一人はルームメイトとして5カ月間共に生活をすることとなった。

 大学には裕福な家庭の学生が多く、皆片手にはiPhoneかBlackberryを、そしてノートパソコンを持っていた。それでもやはりメキシコ。一歩でも学校の敷地を出ると、周りには物乞いをしている人の姿も目立った。中流階級のほとんど存在しないメキシコの格差社会は、普段の生活の中からでも十分に理解することができた。

 この留学を通してメキシコのことを深く知るきっかけにもなり、その一方、外国で生活することで日本を違う角度から見ることもできるようになった。私の場合、メキシコやラテンアメリカのことをもっと知りたいと思ったが、アジア人の留学生と交流する場が多かったせいか、日本とアジア諸国の関係や歴史についても関心を持つようになった。何を目的として留学をするのかは人により違うが、どの国のどの大学に行っても国籍の違うたくさんの人と出会えるので、自分自身、そして自国を見つめることができるだろう。少しでも留学に興味があれば、絶対に大学在学中にトライしてみるべきだと思う。

メキシコシティの露店

モンテレー工科大学の校舎

オアハカのサントドミンゴ教会

(提供:早稲田ウィークリー