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▼スタディ・アブロード―早稲田から世界へ―

木村 旭(あきら)

From WASEDA to Sweden
WASEDAからスウェーデンへ

木村 旭(あきら)/政治経済学部4年

スウェーデンの留学生活で肌で感じたこと

 皆さんは、スウェーデンと聞いて一体どんな言葉を思い浮かべますか。“北欧” “寒い” “金髪美男美女” “福祉先進国家”おそらくこのような言葉だと思います。全て当たりです。

 私が留学した都市、ヨーテボリはスウェーデンで2番目に大きな都市で、世界各国からたくさんの留学生が集まっていました。東京や大阪に比べたら人口が少なくて、面積も狭く、コンパクトで、とても過ごしやすい町でした。

 そんな町で過ごした私の留学生活は、日本にいるときとは違って、時間がゆっくりと流れていたように感じます。もちろんたくさんの宿題や勉強に時間を追われることもありましたが、それでもスウェーデンでの生活はスローペースで、心にゆとりがあったと思います。授業が終われば、Fika(フィーカ)と呼ばれるティータイムを友達と過ごして、のんびりととりとめのないことを話します。また、水曜日や金曜日は朝方まで、学生だけでなく、若い人も年配の人も一緒になってバーやパブで飲んで語り合う。町そのものが、そういった文化を受け止めていて、金曜日はほとんどのレストランで軽食が無料になっているなど、日本では考えられないようなことがたくさんありました。

 このような生活で私が強く感じたこと、それは、スウェーデン人は何歳になっても心の底から人生を謳歌していることです。もちろん、日本とスウェーデンでは大きな文化の違いがあります。しかし、彼らは自分や家族との時間を大切にし、幸せに生きている。そんな彼らを見て、私は人生を楽しんでいるのか、日本人は人生を楽しんでいるのかと考えさせられました。

 知識を吸収するだけでなく、肌で感じる、これこそ日本で体験できないことであり、留学の醍醐味ではないでしょうか。

ドイツ人の友達と離島に渡った際に、帰りの定期船を逃し、地元の方のボートで送ってもらうはめに(左から2番目は筆者)

帰国前に大学の寮の親友と最後の一枚。
ヨーテボリのGöteborgs centralstationにて(右は筆者)

(提供:早稲田ウィークリー