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▼スタディ・アブロード―早稲田から世界へ―

ビーバーにも遭遇した、カナダでの1年間 留学は自分を試せる機会

生島 萌々子(いくしま・ももこ)/人間科学部 4年

大自然に囲まれ、1日1挑戦

エドモントンの街並み。高い建物がなく空が広いので、雲がとても立体的に見えます

 私は以前から新しい環境で生活してみたいと思っており、大学2年の秋から約1年間、カナダのアルバータ大学に留学しました。英語力を上達させたいと思ったこともきっかけの一つです。自然が豊かで生活しやすく、プログラム前半に留学生向けの英語の授業があることから、この国・大学に決めました。

 私の滞在していたエドモントンは、州都でありながらもゆったりとした、自然あふれる街です。大きな川を中心にたくさんの公園が散在していて、カナダグースやビーバーに遭遇することもあります。人々がとても温かく、ポジティブなところも印象的でした。

 覚悟してはいたものの、初めは授業に付いていくのがやっとでした。各国独特のなまりを持った学生たちが英語で自由に意見し合う中で、私はといえば、発言者を目で追うだけで首が疲れてしまうほど(笑)。気後れしてしまう状況でしたが、なるべく「留学生の自分は全てのことに時間がかかって当たり前」と割り切るように意識を変えました。また、快く課題を添削してくれる友人や私の質問に丁寧に答えてくれる教授など、周囲の人たちにも助けてもらったおかげで、少しずつ英語に抵抗がなくなっていきました。そして最終試験用紙を提出したときには、教授から「できたじゃない!」と笑顔で拍手してもらえました。
 授業以外では「1日1挑戦」ということを心掛けていました。究極に甘いナナイモバーやヘラジカ肉など、カナダならではの不思議な料理を食べてみたり、スカッシュやズンバなどのスポーツクラブに参加したり、イベントのボランティアスタッフに飛び込んでみたりと、日々チャレンジを楽しみました。

最終登校日には仲の良かった友人がサプライズで集まってくれ、キャンパス内の広場でピクニックをしました(左端が筆者)

 アルバータ大学は留学生向けのサポートが充実していて、いろいろなイベントを開催してくれます。私はそれらに積極的に参加して、さまざまな国の留学生と出会うことができました。多様な文化を背景に持つ人と、お互いの郷土料理を味見したり、自国とは異なる変わった文化に驚き合ったりしたことは、とてもいい思い出です。今では国名を聞いて「〇〇の出身地だ!」と友人の顔が思い浮かぶことも増え、友達の輪が世界に広がったことを実感しています。

留学は、自分を試せるとても有意義な機会です。一方で、実際に留学に行くまでのハードルは高いこともあるかもしれません。私も初めは「自分が留学なんてできるはずはない」と思っていましたが、何かに飛び込むような気持ちで応募したころから約2年、そのとき決断した自分自身に感謝しています。「留学なんて…」と思って迷っている方も、大学生活における選択肢の一つとして、ぜひ前向きに考えてみてください!

留学生向けの旅行で行ったエメラルド湖。逆さ富士ならぬ、逆さロッキー山脈が拝めました

~カナダに行って驚いたエピソード~

真冬のある日、公園内をさっそうとスキーで移動する現地の人たち

人々が寒さや気温の変化を楽しんでいることに驚きました。冬にはマイナス30℃まで下がる日もしばしばあり、大雪の中、授業へ向かうこともありました。そんな極寒の日でも、各地では雪や氷をテーマにしたフェスティバルやスポーツで盛り上がっていました。また、気温が氷点下ではなくなった途端に半袖姿の人がたくさん出現したことも衝撃的でした。

(提供:早稲田ウィークリー