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佐賀・唐津市に早稲田大学系属校
―大いなる夢を描いて地球市民を育成―

(左から)古川知事、海老沢代表、白井総長、坂井市長

 佐賀県唐津市に2010年4月の開校が予定されている早稲田大学系属早稲田佐賀中学校・高等学校(仮称)。7月2日、同校の設置協定調印式が同市内のホテルで行われ、早稲田大学の白井克彦総長、学校法人の設立準備を進めている大隈記念教育財団設立発起人会の海老沢勝二代表、学校設立をさまざまな側面から支援する佐賀県の古川康知事と唐津市の坂井俊之市長の4名が固い握手を交わし、世界をリードする地球市民の育成を誓い合いました。

 「大いなる夢を描いて地球市民を育成していく基盤を唐津に建設していきたい」(白井総長)、「豊かな教養・人格を育てながら、世界に通用する人材を1人でも多く育てたい」(海老沢代表)、「早稲田大学校歌にあるように、たくさんの人が集まり、学んで散じていく、『集まり散じる』場所になることを心から願う」(古川知事)、「アジア、海外との関係が深い唐津から、若者たちが世界へ羽ばたいていくことを期待しています」(坂井市長)。各人が思い思いの理想を掲げた早稲田大学系属早稲田佐賀中学校・高等学校(仮称)は男女共学校。定員は中学校が1学年120名、高等学校も開校時は120名ですが内部進学者を迎え入れる3年後は240名の定員となります。

美しい唐津城の天守閣に見守られる校舎

 予定されている校地は立派な天守閣を持つ唐津城のふもと。唐津湾沿いに虹の弧のように連なる全長5Km、幅1Kmにわたって続く「虹の松原」に面しており、美しい風景に囲まれています。毎年11月に行われる九州を代表する祭り「唐津くんち」には県内外から多くの人が訪れ、市内を練り歩く勇壮な曳山が見る者を圧倒します。玄海の荒波にもまれた海の幸、温暖な気候に育てられた山の幸も豊富で、ヨットやボートなど早稲田大学が得意としている競技も盛んに行われています。大規模な寮の整備も予定されており、全校生徒1080名は恵まれた環境の中でのびのびと育ってくれるはずです。

校地の目の前には風光明媚な虹の松原が広がっている

 佐賀は早稲田大学と歴史的に縁が深い土地です。早稲田大学創設者・大隈重信は1838年3月11日、佐賀市に生まれました。第2代学長・天野為之は唐津市出身で、理工学部創設に多大な貢献をした小松製作所創業者の竹内明太郎も唐津市に長く居を構え活躍しました。「早稲田大学にとって佐賀はまさに聖地」という白井総長。「大学の教育・研究が大きく変わろうとしている今、大学が中学・高校教育も考えていかなければならない時代がきた。中国・韓国に面した唐津は、アジア、世界へと羽ばたいていく人材を育てるにふさわしい地。21世紀の模範となる中学・高校にしたい」と意気込みます。早稲田大学系属早稲田佐賀中学校・高等学校(仮称)はきっと、唐津の地から第二の大隈重信を輩出してくれることでしょう。

勇壮華美な曳山が練り歩く「唐津くんち」

今も佐賀市内に残る大隈重信の生家

幼少時の大隈重信の勉強机。眠くなると、梁に頭を打ちつけて勉強を続けたという