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第二文学部 最後の入学者が新たな旅立ち
戸山キャンパスで卒業パーティー

 早稲田大学第二文学部最後の入学生の卒業パーティーが3月25日、戸山キャンパスカフェテリアで開かれました。今年の卒業生は517人。1999年度より発行を続けてきた学部の卒業記念誌「d」も最終号で、学部を挙げての卒業パーティーも最後となりましたが、集まった大勢の学生たちは卒業後の活躍を誓って旅立っていきました。

 卒業パーティーでは、お笑いタレントとしても活躍している高村香織さん(芸名・〆サバ子)や高島賢さん(芸名・さんとす)が舞台に上がってコントやクイズでパーティーを盛り上げたほか、OBである東国原英夫・宮崎県知事からのメッセージを紹介。「二文生であることを心に深く刻みながら新たな人生に向かって飛躍してほしい」という肉声が流されると、大きな拍手が起こりました。最後は応援歌「紺碧の空」や校歌を肩を組んで歌いあげ、別れを惜しみつつ卒業を喜び合いました。

 第二文学部長の大藪泰教授は「卒業おめでとうございます。60年の歴史を刻んできた第二文学部は非常に多くの優秀で個性豊かな人材を輩出してきました。如何なる世界でも、如何なる職についても正々堂々、自分の道を切り開いて欲しい。早稲田で学んだことに誇りと自信を持って旅立ってほしいと思います」などと学生たちを送り出しました。

 OB・OG、教員、現役学生の惜別の情、思い出がグラビアとともに紹介されている、学籍番号に由来して名付けられた「d」。編集長の鈴木宏味さんは「早稲田大学第二文学部を卒業できた事、とても誇らしく思います。“二文”は無くなりますが、私はこの学部の持つ志を抱いて生きていきたいと思います。最後の卒業記念誌の編集に関わったスタッフとして」と名残を惜しみました。

多くの二文生が別れを惜しんだ

“都の西北”を肩を組んで歌う卒業生

学位記を受け取る学生

卒業を祝福する大藪泰第二文学部長(左)

早稲田大学の第二学部

 1949年、私立学校法施行による新生早稲田大学発足とともに、勤労学生に勉学の場を提供しようと、夜間学部の「第二政治経済学部」「第二法学部」「第二文学部」「第二商学部」「第二理工学部」が設置されました。1961年度に「第二理工学部」が学生募集停止、1965年度から1966年度にかけて「第二政治経済学部」「第二商学部」「第二法学部」も次々と募集を停止(※これら文系3学部は1966年度に「社会科学部」として再編)しました。第二文学部は廃止が検討されながらも、教職免許の取得を目指したり、マスコミや文芸・演劇界での活躍を目指さす志願者があって、存続を望む声が多く、2006年度まで学生募集は続きました。2007年度の文学部再編で、「文化構想学部(夜間特別枠)」が第二文学部の精神・カリキュラムを引き継ぎましたが、社会人の勤務状況の多様化により、夜間特別枠も2010年度より募集を停止。社会科学部も2009年度入試から昼夜開講制を廃止しているため、現在の在学生が全て卒業すると早稲田大学の夜間カリキュラムを受講する学部学生はいなくなることになります。