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早稲田大学が開発した小型人工衛星を公開
「WASEDA-SAT2」、5月18日に打ち上げへ

 今年5月18日午前6時44分に打ち上げられるH2Aロケットに搭載される理工学術院宮下研究室・山川研究室にて開発した小型人工衛星「WASEDA-SAT2」が15日、大阪府東大阪市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)関西サテライトオフィスで公開されました。同衛星は鹿児島大の「KSAT」、創価大の「Negai“☆」などとともに、金星探査機「あかつき」と相乗りして打ち上げられたあと、地球上空約300キロの軌道を周回します。

 「WASEDA-SAT2」は一辺が約10センチの立方体で重さ約1.15キログラム。衛星軌道上にて「QRコード」の投影・撮影を、地上へのデータ通信により実現することなどを実験します。現在は種子島宇宙センター(南種子町)へ運ばれ、最終調整が行われています。

 衛星開発は学生の希望・夢を社会との接点を持って実現するプロジェクト型の教育で、学生たちは機械加工の知識と学内工場を活用した衛星製作を通して、設計工学を活用した機能・性能設計、機械3力学を活用した性能予測・検証、メカトロニクスを活用した電気回路による制御などの知識を活用し開発を実施しました。

主衛星並びに小型副衛星の搭載図

(写真・イメージ図はJAXA提供)

「WASEDA-SAT2」の概要とミッション
形状:
外形100[mm]の立方体形状
機構:
側面パネルの展開
質量:
1.149[kg]
機能:
(1)発電、(2)QRコード投影、(3)QRコード撮影、(4)展開 (5)センサデータ取得、(6)通信
ミッション:
QRコードの投影・撮影、パネル展開、データ通信

【開発期間】
2007年12月に構想を開始

概念設計:
2007年12月~2008年5月
詳細設計:
2008年5月~2009年5月
BBM:
2009年1月~2009年9月
FM:
2009年10月~2010年3月

【実施体制】
・学部3年生から修士2年生まで、15名~21名(年度により異なる)
・教員4名(専任2名、非常勤2名(企業・他大学))
・企業1社(技術指導)
・安全、FM、STM、構体・熱系、展開系、データ系、LED系、通信系、電源系、姿勢制御系、ホームページへ希望に応じて担当

【費用】
約800万円(設備:300万円、試験:100万円、外部委託:200万円、備品・材料・使用料:200万)

関連リンク

理工学術院 宮下朋之研究室
理工学術院 山川宏研究室