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カンヌ国際映画祭に学生作品が正式招待
監督週間部門で『The Tiger Factory』を上映

 早稲田大学大学院国際情報通信研究科・安藤紘平研究室で学ぶマレーシア人留学生、エドモンド・楊(ヨウ)さんが企画・脚本などを手掛けた、安藤研究室とマレーシア・グリーンライトピクチャーズとの合作映画『The Tiger Factory』が、フランス・カンヌで開幕した2010年カンヌ国際映画祭の監督週間部門に正式招待されました。

 公式上映は5月21日17:00(現地時間)から。カンヌ国際映画祭はベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭などと並ぶ世界3大映画祭の1つとされ、その監督週間部門は公式コンペには参加しませんが、過去に多くの才能を発掘してきたカンヌ注目の部門です。

 『The Tiger Factory』は安藤教授の指導のもと、楊さんが企画から脚本、キャスティング、撮影、編集、ポストプロダクションを担当し、マレーシアの友人の映画監督ウー・ミンジンさんが監督として指揮をとりました。主人公は養豚場の雑用とレストランの皿洗いをしながら、日本へ行くことを夢見ている19歳の少女、ピング。ピングを働かせている親代わりの叔母・ティエンは、若い女と不法就労者との間に産ませた赤ん坊を金に換えている闇の「赤ちゃん工場」の元締めというもう1つの顔を持っており、ピングも日本へ行くための金欲しさに妊娠します。ティエンとその本心を知ったピング、2人の愛憎模様を描いた物語となっています。

エドモンド・楊(ヨウ)プロフィール

 1984年3月6日シンガポール生まれ。映画監督。プロデューサー、編集者。オーストラリアのマードック大学で映像を学ぶ。07年に映画監督ウー・ミンジンの経営するグリーンライトピクチャーズ入社。そこで多くの作品のプロデュースと編集に携わる。現在は早稲田大学大学院国際情報通研究科にて映像学を学んでいる。東京在住。

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フィルモグラフィー映像

【受賞歴】

CHICKEN RICE MYSTERY(2008/ショートフィルム)企画/監督/脚本/編集
・BMWショートフィルムフェスティバル(マレーシア/2008)
・ドバイ国際映画祭 2008
FLEETING IMAGES(2008/ショートフィルム)企画/監督/脚本/撮影/編集
・パワーアンドグレースショートフィルムコンペティション2008
LOVE SUICIDES(2008/ショートフィルム)監督/脚本/編集
・パリ国際映画祭(2009)
・ベルガモ国際映画祭 (イタリア/2009)
・スプリト国際映画祭(クロアチア/2009)
Kingyo(2009/ショートフィルム)企画/監督/脚本/編集
・ベネツィア国際映画祭(2009)
胡明(ウー・ミンジン)プロフィール

 1976年マレーシア、イポー生まれ。サンディエゴ州立大学マスター・オブ・アート・イン・フィルム&テレビプロダクション学科で修学後、マレーシアに帰国。多数のミュージックビデオや、CM、TV番組等を制作する。「東アジアで約束された最も才能のある監督の一人」と高く評価され、マレーシアで初めて世界三大映画祭(カンヌ・ベルリン・ベネチア)での受賞を果たした。

【受賞歴】(略歴)

MONDAY MORNING GLORY(2005)
・ベルリン映画祭フォーラム部門
・ロカルノ映画祭
THE ELEPPHANT AND THE SEA(2007)
・トリノ映画祭
・シネマデジタルソウル
(ほか、世界中の50以上の映画祭で上映)
WOMAN ON FIRE LOOKS FOR WATER(2009)
・ベネチア国際映画祭ホライズン部門
・ベルガモ国際映画祭 (イタリア/2009)
・プサン映画祭
・ロッテルダム国際映画祭