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スマートグリッドの最前線を紹介
理工研創立70周年記念シンポジウム開催

 早稲田大学理工学研究所(所長:嘉納成男教授、以下理工研)は電力技術懇談会と共催で、電力の流れを供給側・需要側の両方から制御し、最適化できる“賢い送電網”である「スマートグリッド(次世代送電網)」の最前線に立たれる方々をお招きし、理工研創設70周年第1回記念シンポジウム「次世代電気エネルギー社会が目指すもの」を6月1日、西早稲田キャンパス63号館で開催しました(司会:林泰弘教授)。定員300人の会場は満席となり、スマートグリッドへの関心の高さが伺えました。

 世界のスマートグリッド市場では、電気自動車や情報家電製品など、日本企業の国際競争力を高めていくことが急務となっています。日本仕様が世界標準となれば、日本企業が世界のスマートグリッド市場で主導権を握り、将来の基幹産業にもなり得ます。人口減少時代を迎え、医療や介護、観光、農業といった内需型産業だけでは心もとない経済成長戦略にとって、外需を限りなく底上げできる可能性もあります。

 シンポジウムでは、それぞれの業界からスマートグリッドの仕組みやその未来像について、最先端の研究を披露。資源エネルギー庁新エネルギー社会システム推進室長の飯田健太氏は、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーのコスト抑制や新たなマーケットの創出など日本の強みや課題などについて解説し、東京電力スマートグリッド戦略グループマネージャーの岡本浩氏は同社が取り組む再生可能エネルギーの利用拡大などによる発電の高効率化・低炭素化や電気自動車など作る側と使う側をつなぐ取り組みを紹介、東芝スマートグリッド統括推進部技術責任者の林秀樹氏は、「その先にあるもの」として近未来の社会インフラとしての蓄電池やエレクトロ・モビリティなど今後の技術展望を語っていただきました。

 理工研では創設70周年を記念した、「宇宙開発連続講演会」(6/10~7/29 全8回)や「粘性系ダンパによる建築物の制振設計技術の動向」、「未来型エネルギー電源」など各種イベントを今後随時開催する予定です。どなたでもご参加お待ちしておりますので、下記ホームページよりお申込み下さい。

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早稲田大学理工学研究所

林泰弘教授