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文学学術院、震災追悼イベント
被災地支援の可能性探る

 東日本大震災で亡くなった多くの方々を追悼し、キャンパスから被災地支援の可能性を模索するイベント『鎮魂――そして半歩のあゆみ』(早稲田大学文学学術院主催)が4月11日、早稲田大学戸山キャンパス内で開かれ、学生・教職員ら約100人が参加しました。

 大震災による死者・行方不明者は2万6848人(4月11日現在)に上り、避難を強いられている被災者も15万人を超えています。本学にも、親族が被災するなどして将来への不安を持つ学生・教職員がいます。このような状況の中で、死者を慰霊するとともに、キャンパス発の支援としてどのような取り組みが可能かを探ろうと、講演と活動報告(第一部)、ディスカッション中心のワークショップ(第二部)を実施しました。

 第一部で最初に発表を行った防災都市計画研究所所長の吉川忠寛氏は「大震災を『想定外』といいたくなる気持ちもわかるが、失われた人命を思えば、それだけでいいわけではない。被害と向き合い、今後どう想定していくかが課題」と強調し、防潮堤を備えていたにも関わらず壊滅的被害を受けた宮古市田老地区の事例などについて解説しました。

 吉川氏の発表に続き、校友からの被災状況報告や学生ボランティアの活動報告、教員らの研究報告などが行われました。

 「現地に行ったが、『言葉が見つからない』というのが正直な気持ちだった」「泥土を取り除くたくさんのボランティアの姿を見て、若者への評価が高まった」「震災への関心を風化させてはならない」――発表者はそれぞれの言葉で復興への思いを伝えました。

 第二部のワークショップは、戸山キャンパス33号館1階の大学院生ラウンジで行われ、数人一組となった参加者が、震災を経験して感じたことや、それぞれが可能な支援策などについて熱心に意見を交わしました。同ラウンジは4月11日以降、『東日本大震災復興支援情報コーナー(仮称)』として、在学生の被災状況や、ボランティア支援状況に関する情報の収集・提供、その他災害や被災に伴う不安に関する意見交換や相談の場所として活用されます。

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