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国内最大、翼竜の化石発見 国際教養学部・平山教授の鑑定で判明

 岩手県久慈市の久慈琥珀博物館の琥珀採掘体験場で、翼竜の一部とみられる化石(長さ16.8センチ、幅2.0センチ)が発見され、早稲田大学国際教養学部の平山廉教授の鑑定の結果、白亜紀後期の8,500万年前の化石であることがわかりました。これまで国内で確認された翼竜の化石では最大で、東北地方では初めての発掘となりました。

 翼竜は大きな翼を持ち、大空を飛んでいたと考えられる爬虫類の仲間で、中生代白亜紀の終わり(約6,500万年前)に滅びたといいます。

 平山教授によると、見つかった化石は長さ16.8センチの左薬指の付け根の部分(中手骨:手の甲を形成)であり、翼の真ん中に相当。両翼の長さは3メートルほどで、現在のアホウドリほどの大きさで翼竜としてはむしろ小型。骨の内部が中空であるという特徴から体が軽く、空を飛ぶ動物であることが分かり、さらに翼竜の中手骨にしかない大きな出っ張りが骨の端に見られることからその正体が判明したということです。

 翼竜の骨は脆くて壊れやすいため、化石が見つかることは非常に稀。日本では、これが6例目の発見にすぎず、また国内で見つかったものでは最大の翼竜となりました。

平山教授の鑑定で明らかとなった国内最大の翼竜の化石

ズデニェク・ブリアンが描いた翼竜