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早稲田大学芸術功労者顕彰記念「ドナルド・キーン展」(5/21-8/4)開催
多大な業績称え所蔵品など約80点を展示

 2012年度早稲田大学芸術功労者として顕彰されたドナルド・キーン氏が所蔵する早稲田大学や演劇と繋がりのある貴重な品々を展示する「ドナルド・キーン展」が5月21日(火)より、坪内博士記念演劇博物館で始まりました。会期は8月4日(日)まで。

鳥越文蔵名誉教授(右)と取材に応えるドナルド・キーン氏

自らの所蔵品などの思い出を語るキーン氏

 2012年9月、ドナルド・キーン氏に、本学より早稲田大学芸術功労者として顕彰状が授与されました。氏が若き日にコロンビア大学で本学出身の角田柳作氏に薫陶を受け、爾来、日本の古典文学や思想・芸能の研究、現代作家の作品の翻訳を通じて日本文化を広く世界に紹介してこられたことはよく知られています。その功績により、外国人の学術研究者として初めて文化勲章を受けられました。東日本大震災後には日本国籍を取得し、氏の日本への深い思いは日本の国民に大きな感動を与えました。本学においても、1998年に名誉博士号を授与され、創立125周年記念講演では貴重な知見を披露されるなど、日本文学・文化について理解を深めるに大きく寄与されています。

 展示されているのは、1945年、米軍海軍情報将校として沖縄に出征したときに読んでいたラシーヌの戯曲『PHE`DRE』や、河竹繁俊氏より贈られた『日本演劇全史』や三島由紀夫氏より贈られた『近代能楽集』、谷崎潤一郎氏や茂山千之丞氏、茂山千五郎氏らの署名などが書かれた寄せ書き書帖のほか、オペラ歌手 Birgit Nilsson 氏より贈られた写真集など約80点になります。

長きにわたる功績を表す約80点にのぼる資料

若いころに暗記するほど読んだというラシーヌの戯曲『PHE`DRE』

谷崎潤一郎氏の寄せ書き

三島由紀夫氏との交流もうかがえる

 会期初日はキーン氏のほか近松門左衛門をはじめとする日本の古典演劇研究を通じて、長年に渡り友情を育んで来られた鳥越文蔵名誉教授(元演劇博物館館長)も来館されました。鳥越名誉教授と展示を見ながら語り合ったキーン氏は「角田柳作先生の弟子である私は坪内逍遙博士の孫弟子にあたります。早稲田とは特別な関係があり大好きな大学です。こういう展示ができることを、心からお礼申し上げます」などと、話されました。

ドナルド・キーン展
■会期:
2013年5月21日(火)~2013年8月4日(日)
■場所:
早稲田大学演劇博物館 六世中村歌右衛門記念特別展示室 (新宿区西早稲田1-6-1)
公式サイト
演劇講座
■日時:
2013年7月17日(水)14時45分~ [開場14時15分]
■場所:
早稲田大学小野記念講堂
■講師:
ドナルド・キーン氏、鳥越文蔵名誉教授
■主催:
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館