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理工・高西研、自律移動型環境モニタリングロボットを開発

 早稲田大学理工学術院の高西淳夫研究室と株式会社JAPAN ROBOTECH(本社・福岡市)は、スマートフォンを搭載した遠隔操作や自律移動ができる安価な環境モニタリングロボットを共同開発しました。空中放射線量やPM2.5など有害物質の調査などで活躍が期待されます。

 

3G回線・LTE通信で遠隔操作も可能な環境モニタリングロボット

記者説明会で技術解説する理工学研究所の石井裕之講師

 

 大規模な環境モニタリングは、機器の設置や持ち込みによって環境を破壊する恐れがある一方、小規模なモニタリングでは十分な調査が困難となりますが、このロボットを使用すれば環境負荷を最小限に抑えつつ、環境に関する様々な情報収集が可能となります。

 ロボットは6つの楕円型車輪により凸凹した山林でも走行可能で最大18cm程度の段差を乗り越えることができ、搭載スマートフォンや各種センサを使用して写真・データなどの環境情報を収集、移動と計測を自動的に繰り返しながら環境モニタリングを行えます。また、携帯電話回線を使用して遠隔操作を行うため、3G回線・LTE通信対応地域であれば日本にいながら海外で操作することも可能であり、グーグルなどのクラウドサービスを使用して、収集したデータを複数のユーザーが活用することもできます。

 社会で実際に役に立つよう、製造・運用コストの削減にも注力、国内外において実証実験を進め、地方自治体や環境モニタリングを実施している団体等に導入を働きかけていく計画です。

ドイツから遠隔操作デモ

 8月22日に行われた記者会見では、実際にスマートフォンを使用して海外から自律移動型環境モニタリングロボットを遠隔操作。ドイツにいる高西研関係者がスマートフォンをコントローラにして、小型環境調査ロボットを遠隔操作するデモンストレーションを実施し、遠く離れた海外からも機敏に操作できることを証明しました。また、大隈庭園でも6つの車輪を巧みに操りながら凸凹した木の根の上を走破する機能も披露しました。

ロボットの外観と仕様

ロボットの外観と仕様 ©早稲田大学理工学術院 高西淳夫研究室・株式会社Japan Robotech

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