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会心の企画とは何か

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社会部デスク 新庄秀規

 毎年、この時期になると胃が痛くなるのは、新年度の企画を考えなくてはいけないからだ。読売KODOMO新聞の編集をやっていて、最も大変だと思うのは、この新企画。小学生を相手にした、これという企画はなかなか思いつかない。

 机上では完璧と思えた企画でも、いざやってみると鳴かず飛ばずということも多い。その昔、全国の小学校にヘリで向かい、みんなが校庭に出ているところを空撮して紹介するというコーナーがあった。たくさんの読者を紙面に登場させることができるし、学校紹介をまさかの空撮で行うという企画。思いついたときは、「こんなに楽しい企画があるだろうか。もし、自分が小学生なら、絶対に応募する!」と自画自賛するほどだった。

小学校をヘリで空撮して紹介するコーナーは、2年ほどで終わってしまった
小学校をヘリで空撮して紹介するコーナーは、2年ほどで終わってしまった

 子どもたちからは「私たちの学校に来てください。卒業前の思い出にしたいです」といったうれしいお便りは来たものの、学校はこちらが思う以上に行事がぎっちり。なかなかこちらのヘリを飛ばせるタイミングと一致しない。ヘリと連絡をとりながら校庭で子どもたちを並ばせる地上班の苦労も大変だった。結局、目玉コーナーに昇格しないまま、2年ほどで終わってしまった。

 反対に、適当に考えたのだけれどすごく当たったという企画があればバランスも取れるのだけれど、あいにく、そんなに甘い世界ではない。そんなわけで、「しっかり」「たくさん」新企画を考えないといけないという、つらい作業が続くことになるのだ。

 そんな中、最近、少し手応えがあった新企画がある。昨年10月から始まった「絶滅危惧種を追え!」という企画だ。昔はやったけれど、今ではすっかり姿を見なくなったアイテムや習慣を紹介しようというコーナーで、子どもたちが「何だこれは!」と見たこともないアイテムに興味を示し、親との会話のちょっとしたネタにでもなったら……という思いで始めた。

 昨年12月に取り上げたのは「カセットテープ」だった。

読売KODOMO新聞2020年12月3日号7ページ「絶滅危惧種を追え!」
読売KODOMO新聞2020年12月3日号7ページ「絶滅危惧種を追え!」

 カセットテープ。40代以上にとっては、忘れられないアイテムだ。レコード(CD)を買ってきたら、まずはカセットにダビングした。「きゅるきゅる」という早送り音はカセットならではの擬音語だ。カセット同士でダビングができる「ダブルカセット」のラジカセも大流行した。テープがはみ出た時は鉛筆のご登場。ハイポジションやメタルテープといった高音質で録音できるカセットを買い求めたのもなつかしい……。

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1820785 0 デスクの目~社会部 2021/02/05 15:00:00 2021/02/05 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210203-OYT8I50049-T.jpg?type=thumbnail

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