季節外れの春を待つ…ノーベル経済学賞

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経済部デスク 松原知基

季節外れに開花した可憐(かれん)な桜(秋田県横手市で、9月26日)
季節外れに開花した可憐(かれん)な桜(秋田県横手市で、9月26日)

 季節外れの桜が咲いているという。読売新聞の青森、秋田、宮城の各県版では9~10月にかけて、川沿いや神社、庭園で開花した桜が近くの住民を驚かせていると報じている。九州でも同じ現象が見られるようだ。

相馬御風
相馬御風

 筆者もこの10年ほど、毎秋に季節外れの春を待つようになった。ノーベル賞で唯一、日本人の受賞がない経済学賞の発表があるからだ。作詞家・相馬御風(ぎょふう)(1883~1950)の童謡「春よ来い 早く来い――」の心境である。

 ちなみに「春よ来い」でなじみが深いのは「あるきはじめた みいちゃんが――」と続く1番だが、2番はこうだ。「おうちのまえの 桃の木の (つぼみ)もみんな ふくらんで はよ咲きたいと 待っている」

 こちらは桜ではなく桃の木だったか。いずれにせよ、今年も季節外れの春はお預けとなった。日本の経済学の蕾は、すでに十分ふくらんでいるのではと期待していたのだが……。

 スウェーデン王立科学アカデミーは今月12日、今年のノーベル経済学賞を米スタンフォード大のロバート・ウィルソン名誉教授と、ポール・ミルグロム教授に授与すると発表した。オークションに関する理論の発展に貢献したと評価した。

ロバート・ウィルソン氏(AP)
ロバート・ウィルソン氏(AP)
ポール・ミルグロム氏(AP)
ポール・ミルグロム氏(AP)

 学説の詳しい紹介は省くが、政府や民間企業がかかわるオークションが研究対象とあって、例年になく広い関心を集めたようだ。両氏は近年、有力な受賞候補として名前が挙がっていた米国人経済学者だった。

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1563455 0 デスクの目~経済部 2020/10/21 15:00:00 2020/10/21 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201019-OYT8I50039-T.jpg?type=thumbnail

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