マイホーム買うなら金利は「固定か変動か」…経済記者でも分からない先行き

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経済部デスク 五十棲忠史

 人生は選択の連続である。

 どんなに成績優秀で、複数の難関校に合格したとしても、進学できるのは1校。就職活動で多くの一流企業から内定をもらっても、一つの会社を選ぶしかない(働き方の多様化で、今後は変わるかもしれないが)。

 何かを選ぶということは、何かを選ばないことを意味する。一つ一つの選択の結果、今の自分がある。これからの選択次第で、自分の人生を大きく変えることも可能なのだ。

金利に上昇圧力

人生における大きな選択「住宅」。いくつもの「二者択一」が迫ってくる
人生における大きな選択「住宅」。いくつもの「二者択一」が迫ってくる

 進学や就職、結婚などと並び、人生における大きな選択となるのが住宅だ。

 賃貸か持ち家か。新築か中古か。戸建てかマンションか。都心か郊外か。いくつもの「二者択一」が迫ってくる。

 とりわけ関心が高まっているのが、「固定金利か変動金利か」の選択である。原油など資源価格の上昇に伴い、世界各国で物価が上がっている。米欧の中央銀行は、物価上昇を抑えようと、政策金利の引き上げに着手。これに伴い、長期金利の上昇圧力が強まっている。

 日本の物価上昇率も今年4月、日本銀行が目標として掲げている「2%」に届いた。低金利政策を修正するのではないかとの思惑が広がっており、世間で金利への関心が高まっているように感じる。

多くの「二者択一」

 経済記者を長く続けていると、「変動で借りた方がいいの? それとも固定のほうが安全?」という質問をよく受ける。

 だが、残念ながら金利の先行きは分からない。日本経済は力強さを欠いており、まだまだ低金利が続く可能性が高そうだ。その一方で、超低金利政策が永遠に続くことも考えにくく、いずれ上がるような気もする。無責任なことは言えないので「好きな方でいいと思う。変動金利も固定金利も、いまならまだまだ低金利だから」と答えている。

 日銀の低金利政策を背景に、住宅ローンの金利は過去にない低水準で推移している。変動金利であれば年0.4~0.5%程度、35年の固定金利も1%台半ばくらい。借り入れの初期段階では住宅ローン控除も受けられるから、バブル期に比べれば確実に恵まれている。

 ただ、変動金利と固定金利で1%程度の差がある。仮に3000万円借りたとすると、年間の返済額は30万円ほど変わってくる。決して小さな金額ではない。

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3027359 0 デスクの目~経済部 2022/05/25 15:00:00 2022/05/26 13:48:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220523-OYT8I50047-T.jpg?type=thumbnail

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