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ベラルーシ大統領と国際オリンピック委員会の対決――政治と五輪

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編集委員 結城和香子

 国際オリンピック委員会(IOC)は7日、オンラインで理事会を開き、ベラルーシ五輪委のアレクサンドル・ルカシェンコ会長ら3人を、2020年東京五輪を含む今後のIOC管轄の大会等から「除外」する、暫定的な制裁措置を決めた。ベラルーシの大統領でもあるルカシェンコ氏は、IOCを相手取った提訴にも言及している。一体何が起きているのか。

選手らの直訴

 理事会の発表文によると、対象にしたのはルカシェンコ氏と、その息子のビクター・ルカシェンコ五輪委筆頭副会長、そしてディミトリー・バスコフ理事ら。IOCからベラルーシ五輪委への資金援助も、東京大会などへの選手出場に関係するものを除いて凍結した。今後の状況次第では、さらに規制を強める可能性も盛り込む。制裁の理由として挙げたのは、ベラルーシ五輪委が、選手を政治的な影響から守るという、本来の責務を果たしておらず、五輪憲章に違反しているという点だ。

IOCのオンライン理事会(IOC提供)
IOCのオンライン理事会(IOC提供)

 報道などによると、ルカシェンコ大統領は、今年8月の選挙で6選を決めたが、対抗馬の排除など強権を発動したこともあり、不正があったとして市民の間で大規模な抗議行動が起きた。デモに参加したり選挙を批判したりした選手やコーチたちも、40人近くが当局に拘束され、暴力を受けた者もいたという。

 IOCは10月、「政治的信条を理由に差別や迫害を受けた」とする選手側からの直訴を受け、正式に調査を行うことを表明。五輪委及び選手たち双方の証言や事実関係を検証していた。トーマス・バッハIOC会長は今月7日、理事会後の記者会見で「五輪委は選手を(政治的な差別から)守る責務を果たさず、五輪憲章の基本原理に違反している。それは五輪運動の評判をおとしめるものだ」と結論づけた。

 ルカシェンコ大統領はこれを受け、「裁判に持ち込む必要がある。バッハとそのギャングらは、私に何の落ち度があったと言うのか? 国を守ろうとしていることか?」と語ったと、国営通信社が報じた。

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1727673 0 編集委員の目 2020/12/25 10:00:00 2020/12/25 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201221-OYT8I50080-T.jpg?type=thumbnail

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