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340年前の保険事始め…災害に感染症、そして詐欺もあった

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編集委員 倉貫浩一

 世界初の火災保険は1666年に英ロンドンで起きた大火を契機に生まれたと言われる。約8割の地域が焼け落ち、20万人以上の人が住宅を失ったという。その後、1680年代に最初の火災保険会社が設立された。だが、不正に保険金を得ようとする詐欺行為は当時から問題となっていたらしい。このため、イギリスの保険会社は、1890年代まで、災害後に不正な手段で他人の保険証券を入手して保険金を請求する詐欺行為を防ぐため、ファイア・マークという金属や皮革製のプレートを家屋に設置することを契約者に義務づけていた。

災害復旧の保険巡る不正請求、後を絶たず

2018年の大規模な地震で、北海道電力の主力発電所の苫東厚真火力発電所が停止し、北海道全域が停電した
2018年の大規模な地震で、北海道電力の主力発電所の苫東厚真火力発電所が停止し、北海道全域が停電した

 先月の東北・福島県沖を震源とする地震だけでなく、近年、台風などの自然災害で家屋が大きな被害を受けるケースが目立つ。特に2018年は大規模災害が頻発した年だった。9月には北海道胆振地方を震源とする地震が発生、北海道全域が停電するブラックアウトが起きた。その3か月前には大阪府北部で大きな地震が起きている。台風の被害も広い地域に及んだ。6~7月には岡山、広島県などで豪雨災害、9~10月には台風21号、24号によって関東でも大規模な停電が起き、復旧に時間がかかったことは記憶に新しい。

 日本損害保険協会によると、台風21号による火災保険金の支払額は9202億円、自動車保険などを含めると1兆678億円と、風水害では過去最高を記録し、11年の東日本大震災での地震保険による保険金支払額(1兆2862億円)に匹敵する。火災だけでなく台風による風水害なども補償する住宅総合保険が普及したことで、被災者に役立っている。その一方で、悪質な住宅修理業者による保険金を不当に受け取ろうとする詐欺まがいの事例が急増しているという。

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1911779 0 編集委員の目 2021/03/16 10:00:00 2021/03/16 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210310-OYT8I50044-T.jpg?type=thumbnail

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