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菅流「勝利の方程式」

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編集委員 吉田清久

1年生議員で「骨肉の争い」の渦中へ

 政治家には誰しも持ち前の政治手法がある。

 菅首相の場合、よく言われるのが
 「ケンカ相手を見つけて果敢に政治闘争をしかける」というものだ。

1998年自民党総裁選。議員宿舎を出る梶山静六元官房長官(右)と菅義偉首相(左)(1998年7月21日)
1998年自民党総裁選。議員宿舎を出る梶山静六元官房長官(右)と菅義偉首相(左)(1998年7月21日)

 古くは、1998年の自民党総裁選の例がある。菅氏は、師と仰ぐ梶山静六元官房長官を神輿(みこし)に担ぎ、小渕恵三VS梶山静六の「骨肉の争い」に身を投じた。梶山氏とともに最大派閥・小渕派(現在の竹下派)を飛び出したが、当時の菅氏はまだ1年生議員。血気盛んな行動だった。その総裁選で、筆者は小渕陣営を取材した。梶山氏の脇をボディーガードのように歩く菅氏の姿が目に焼き付いている。

 菅氏は2000年の「加藤の乱」でも加藤紘一元幹事長の下で森喜朗首相に退陣を迫っている。

 最近の「ケンカ相手」は携帯電話料金の値下げ、デジタル庁やこども庁の具体化など。携帯大手の「既得権益」や役所の「縦割り」がターゲットだ。

 かつては政局での「武闘派」ぶりが目立ったが、政界の頂点を極めた今は「政局より政策」と言える。ちなみに「政局より政策」は梶山氏が前述の総裁選出馬時に何度も口にした言葉だ。

 菅氏のもう一つの政治手法は、
 「大勝負に向けて慎重に駒を進め、環境が整うと、一気に動く」

 昨年の自民党総裁選がその典型だろう。

 第2次安倍政権で官房長官を長く務めた菅氏だが、「ポスト安倍」への野心については、素振りも見せなかった。ところが、安倍晋三首相が辞意表明するや、直ちに二階自民党幹事長と会談し「菅支持」への流れを一気に作った。

衆院解散を打つタイミング、ヒントは「過去」にあり

旧加藤派の緊急集会であいさつする加藤紘一元自民党幹事長(左)と菅義偉首相(中央)(2000年11月20日)
旧加藤派の緊急集会であいさつする加藤紘一元自民党幹事長(左)と菅義偉首相(中央)(2000年11月20日)

 そしていま、菅氏の視界にある大勝負といえば、「衆院解散・総選挙」と「自民党総裁選」にほかならない。

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1987753 0 編集委員の目 2021/04/16 10:00:00 2021/04/16 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210414-OYT8I50039-T.jpg?type=thumbnail

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