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気になる医療現場でのお年寄りの「子ども扱い」

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編集委員 吉田清久

カチンときた「どうしてできないの?」

 「年を取ったものだと実感したよ」

 知り合いのA氏が吐き捨てるように言う。どうしたことかと尋ねると、

 近くの診療所に行った際、看護師さんから「子ども扱い」されたからだという。

 詳細はこうだ。

 待合室で順番を待っていたら

 「Aさん。診察前に測定器で血圧を測るのを忘れてません? 何度も言っているのに、どうしてできないの?」

血圧測定を忘れ、「どうしてできないの?」と言われてカチンときた
血圧測定を忘れ、「どうしてできないの?」と言われてカチンときた

 看護師さんは、ソファに座っているA氏の横でかがみこみ、幼児を諭すような口調だったという。

 A氏は70歳過ぎ。白髪交じりで、容姿も含め年相応の老人だ。

 厳格な人と知られ、現役時代は、「おっかない人」だった。そのAさんが

 「どうしてできないの?」

 と言われてカチンときた。

 別の知り合いは、入院先で母親(80歳)が孫ほどの看護師さんから「お薬の時間だよ。さあ飲もうか」と話しかけられているのを見て、心中穏やかでなかった。

高齢者の尊厳は守られているか

 医療現場で、看護師さんが高齢者に対し、幼児に話しかけるように対応する。よく見かけるシーンだ。

 確かに、年を重ねると動作が緩慢になり、認知機能も衰える。認知症が進んで、子どものようになってしまう人もいる。

 「そんなものだ。いちいち目くじらをたてるな」という意見もある。だが、高齢者の尊厳が守られているか、という点で大いにひっかかる。

 こうした事態を医療側はどう見ているのか。

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