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衆院解散の大義名分とネーミング

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編集委員 吉田清久

 新聞記者を長くやっていると、「 (しび) れる」場面に遭遇することがある。

突然つかんだ「どえらい」特ダネ

 1996年9月3日朝、ある政治家の議員宿舎を訪ねた。いわゆる「朝駆け」取材である。居間のソファに座って雑談を交わしながら、衆院解散のタイミングについて話を向けた。するとパジャマ姿の政治家は突然、前 (かが) みになり、私を上目遣いにジロリとにらんだ。

 「あんた、衆院解散は近いかもしれんよ。橋本首相が決断した」
 「えっ?」と唾をのみ込む私。
 「いま解散をやる大義名分は?」と問うと

野中広務氏
野中広務氏

 「後付けでなんともなる。政権党が勝ちたいとき、それが解散のタイミングだ」

 そう言って壁のカレンダーを指さし、公示日や投開票日の具体的な日程まで話し出した。

 その政治家は自民党の野中広務幹事長代理(当時)。政府与党内で (らつ)(わん) をふるっていた。「どえらいことを聞いたものだ」と身が震えた。四半世紀も前のことだが、鮮明に覚えている。

解散の通称…今回は「未来選択」?「逃げ恥」?

 衆院が解散され、日本列島は選挙戦の真っただ中である。

 過去の衆院解散・総選挙は、その時々の政治情勢や争点、解散の大義名分を踏まえた通称が付けられてきた。

平成以降の衆院解散と通称
平成以降の衆院解散と通称

 「バカヤロー解散」(1953)、「死んだふり解散」(1986)、「郵政解散」(2005)などが有名だ。前述の1996年は、衆院に小選挙区制が導入されて初めての選挙だったことから「小選挙区解散」。2017年の前回は、少子化や北朝鮮情勢を理由に安倍首相(当時)が「国難突破解散」と銘打った。

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2458061 0 編集委員の目 2021/10/22 10:00:00 2021/10/21 19:08:44 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211020-OYT8I50046-T.jpg?type=thumbnail

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