大河ドラマの言葉遣いはどう決まるのか…時代劇とセリフの考証

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

時代劇っぽくするには「熟語を多く」「ゆっくり話す」

 時代劇ファン向けに、時代劇っぽいセリフにするのは実は難しくないという。二字熟語や四字熟語を多くし、ゆっくりとしたテンポで話す。しかし、それは、歌舞伎や浄瑠璃や講談、舞台や映画を通じて作り上げられた「時代劇語」。考証に基づき、熟語などを外していくと、平易だが現代語調のセリフとなり、批判を招くことにもつながる。悩ましいことだろう。

「真田丸」の舞台となった上田城(長野県上田市)
「真田丸」の舞台となった上田城(長野県上田市)

 かつては「水戸黄門」「大岡越前」「暴れん坊将軍」など人気時代劇が目白押しだったが、現在はそうではない。学生に「真田丸」を見せても、言葉がよく分からないという声が上がったそうだ。「真田太平記」(1985~86年放映)はなおさら。「真田丸」で、武田勝頼は「 御屋形様(おやかたさま) 」と呼ばれていたが、「真田太平記」は「 御当代様(ごとうだいさま) 」。「ごとうだいさま」では、若者は頭の中で漢字に変換できないし、意味も分からない。「時代劇と視聴者を巡る基準は大きく変わっています」

 丸島さんによると、「真田丸」は一般的な時代劇に比べて会話のテンポが速いのが特徴だったという。三谷脚本は、相手の言葉にかぶせるように話したりする。若い人へは受け入れられやすいだろう。

残り:433文字/全文:2846文字
読者会員限定記事です
新規登録ですぐ読む(読売新聞ご購読の方)

1

2

スクラップは会員限定です

使い方
2950172 0 編集委員の目 2022/04/26 10:00:00 2022/04/26 14:19:53 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220421-OYT8I50040-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)