キャラは立てるな、<世界観>を立てろ!

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編集委員 石田汗太

都留(つる)泰作(だいさく)『竜女戦記』(平凡社)

都留泰作『竜女戦記』(平凡社、既刊1巻)
都留泰作『竜女戦記』(平凡社、既刊1巻)

 昨年4月に死去したマンガ原作者の小池一夫さんは、『子連れ(おおかみ)』などのヒット作を連発して1970年代の劇画ブームを牽引(けんいん)する一方、77年に「小池一夫劇画村塾」という私塾を開き、数多くの人気マンガ家を育てたことでも知られる。

 その有名なセオリーは「1にキャラクター、2にキャラクター、3、4がなくて5にキャラクター」。ストーリーや設定よりも「キャラを立てる」ことを最優先とした。その明快な方法論は、今なおマンガ創作におけるセントラル・ドグマと言っていい。

 だが、誰もが知る法則は、もはや武器にはなり得ない。最近のマンガは「キャラ立ち」の差異化という隘路(あいろ)に迷い込んでしまったように見える。そんな中、小池メソッドの正反対を行く方法論が現れたことは注目に値する。人物キャラクターより「世界創造」を優先させる<世界観エンタメ>という考え方だ。

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1389787 0 一押しマンガ 2020/08/06 10:00:00 2020/08/06 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200805-OYT8I50008-T.jpg?type=thumbnail

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