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コロナ禍が招く、怖い悪影響…高齢者の認知機能の衰え

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編集委員 山口博弥

 10月13日、オンラインで開催されたシンポジウム「ニューノーマルに () るレジリエンス社会の実現に向けて~COVID-19がもたらした気づき~」(主催・レジリエンス研究教育推進コンソーシアム)を取材しました。

 昨年5月のこのコラムで、久野譜也・筑波大教授(スポーツ医学)が警鐘を鳴らす 「新型コロナウイルスによる健康二次被害」 について紹介しましたが、本シンポジウムで講演した久野教授の話を聞くと、高齢者の健康二次被害はさらに深刻さを増しているようです。そこで今回のコラムは、久野教授が語った現状や課題を中心に紹介しましょう。

外出自粛→運動不足→認知症や死亡のリスク上昇

シンポジウムで発言する久野譜也教授
シンポジウムで発言する久野譜也教授

 「身体活動が減ると免疫力が低下することは、1990年代から分かっている。感染拡大防止のためのステイホームや外出自粛は対策としては正しいが、その『副作用』はあまりに大きい。政府やマスコミの情報提供には、この視点が欠けていたのではないか。感染が落ち着いた今だからこそ、健康二次被害について、何が課題だったのか、今後どう対応すべきなのかを考えるべきだ」

 久野教授はシンポジウムでこう指摘し、まず、以下の情報を紹介しました。

 ▽運動不足(身体活動量不足)は死亡リスクを高める。世界保健機関(WHO)のデータでは、死亡リスクが高い順に、(1)高血圧(2)たばこ(3)高血糖(4)運動不足(5)肥満となっている。運動不足は4番目だが、たばこ以外の項目は、いずれも運動不足が関連している。

 ▽アルツハイマー型認知症のリスクを高める要因として、リスクが高い順に(1)身体的不活動(2)うつ(3)喫煙(4)中年期の高血圧(5)中年期の肥満(6)糖尿病、という調査結果もある。

 ▽昨年の英医学誌ランセットの論文によると、運動習慣のある人が市中感染するリスクは、ない人より31%低く、感染症による死亡(主に肺炎)のリスクは、ない人より37%低いことが分かった。

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2452809 0 なるほど!医療 2021/10/19 10:00:00 2021/10/22 12:34:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211015-OYT8I50042-T.jpg?type=thumbnail

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