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新型コロナウイルスの第6波が、どうやらピークを越えたようです。厚生労働省の助言機関は2月16日、「全国の新規感染者数は減少の動きが見られる」との見解をまとめました。
新規感染者は峠を越えたが、重症者・死者は増加中

ただし、療養者や重症者、死者の数は増加を続けています。オミクロン株による感染拡大が先行した沖縄県では、新規感染者の減少も先行しましたが、入院患者や施設療養者が減少に転じるまでに、2週間ほどの時間差がありました。まだまだ油断は禁物です。
特に、高齢の方は注意してください。早期に接種したワクチンの効果が低下したせいか、多くの地域で80代以上の感染者が増え、死亡者も高齢者が中心のようです。こうした事態を防ぐ最も有効な手立ては、ワクチンの3回目接種(追加接種)であることは明らかです。
オミクロン株にもワクチンは効く
でも、変異したオミクロン株に、一昨年に開発されたワクチンが効くのか――。そんな疑問を抱く人がいるかもしれません。これについては、国立感染症研究所が16日、今年1月3日~31日の暫定的な分析結果を報告しました。検出されるウイルスのほとんどがオミクロン株となった時期です。それによると、2回目接種による発症予防効果は、半年以降には53%にまで下がりますが、3回目接種を受けると81%に回復することが分かりました。この数値は、2回目接種後0~2か月の71%をも上回っています。
私は、先週の2月15日夕方に3回目接種を受けてきました。会場は、東京都千代田区大手町にある自衛隊東京大規模接種会場(大手町合同庁舎3号館)。ここで打つワクチンは、モデルナ社製。このワクチンに対しては、「副反応が強いのでは」と敬遠する高齢者が少なくないようです。自治体によってはファイザーの予約枠がすぐに埋まったのに、モデルナの方はなかなか埋まらないところもあるとか。
ワクチンは早く打て!種類は気にするな!…有効だし、副反応も大差ない
しかし、私は声を大にして言いたい!