昔は平日投票も当たり前…「選挙の年」に考えたい投票率と曜日の関係

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政治部デスク 芳村健次

新型コロナウイルスの感染者増を受けた年末年始の「Go To トラベル」全国停止について、記者団の質問に答える菅首相(昨年12月14日、首相官邸で)
新型コロナウイルスの感染者増を受けた年末年始の「Go To トラベル」全国停止について、記者団の質問に答える菅首相(昨年12月14日、首相官邸で)

 2021年の政治の焦点は、菅義偉首相がいつ衆院解散に踏み切るかだ。

 衆院議員の任期満了は10月21日。〈ワクチン開発で新型コロナウイルス禍の出口が見え、東京五輪・パラリンピックを人類がコロナに打ち勝った祭典として成功させる。その勢いで秋の衆院選に勝利する〉。多くの自民党議員はこんなストーリーを夢見ている。果たして、そううまくいくかどうか。内閣支持率の急落を受け、党内からは「ご祝儀相場で支持率が高いうちに解散すれば良かったのに……」と、ぼやきも聞こえる。

 選挙といえば日本では「日曜日」投票が定着しているが、世界を見渡すと、必ずしもそうではない。

 昨年の米大統領選は11月3日の「火曜日」に行われた。米国では1845年、大統領選の有権者の投票日は「11月の第1月曜日の次の火曜日」と連邦法で定められた。当時は農業で生計を立てる人が多かったため、収穫期が終わり、冬が本格的に到来する前の11月が最適だったのだ。では、なぜ火曜日なのか。キリスト教徒の安息日である日曜日を避け、さらに馬車で投票所まで移動する日を考慮したためだという。

 英国は「木曜日」に行われるのが慣例だ。木曜日になった理由ははっきりしないようだが、昔は週給の支払日が金曜日で、その前日なら酒を飲みに行く金がなく、しらふで投票できるからという説もある。韓国は「水曜日」。大統領選は12月の第3水曜日と決められており、この日は休日となる。

戦後初の総選挙・第22回衆院選で、1票を投じる女性たち。投票日の1946年4月10日は水曜日だった。
戦後初の総選挙・第22回衆院選で、1票を投じる女性たち。投票日の1946年4月10日は水曜日だった。

 実は日本も、戦前は平日投票が一般的だった。

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1745575 0 デスクの目~政治部 2021/01/04 15:00:00 2021/01/04 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201225-OYT8I50040-T.jpg?type=thumbnail

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