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「劇薬」共産との距離に悩む立憲民主、3選挙全勝にも浮かぬ顔

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政治部デスク 芳村健次

 衆院選の前哨戦として注目された4月25日の衆参3選挙は、「野党全勝」という結果で幕を閉じた。

 衆院選に向け、意気上がると思いきや、野党第1党・立憲民主党の盛り上がりは今ひとつだ。3選挙のうち、2選挙は自民党の「政治とカネ」の問題が発端。もう一つは立民議員の急逝に伴う「弔い選挙」。「それぞれ特殊事情があった。うちの展望が開けたわけではない」(中堅)。

オンラインで開かれた立憲民主党の党大会であいさつする枝野代表(1月31日、東京都内のホテルで)
オンラインで開かれた立憲民主党の党大会であいさつする枝野代表(1月31日、東京都内のホテルで)

 菅政権は、新型コロナウイルス対応で後手後手に回り、連日のように批判を浴びている。にもかかわらず、立民の政党支持率は相変わらず、自民党に大きく引き離されている。読売新聞の5月の全国世論調査でも、自民が37%に対し、立民はわずか7%だった。これでは浮かれる気分にならないわけだ。

 それどころか、今回の3選挙では、衆院選に向けた懸案が改めて浮き彫りになった。共産党との関係だ。

 共産は3選挙とも、野党協力を優先して候補者を擁立しなかった。「衆院小選挙区あたり1万5000~2万票」と言われる共産票が、今回の勝利を後押ししたのは間違いない。しかし、選挙戦では立民は露骨に「共産外し」を行った。

 衆院北海道2区の立民候補の第一声に、共産関係者は来賓として招かれなかった。立民幹部は、共産幹部と並んでマイクを握ることも避けた。参院長野選挙区では、立民候補が「原発ゼロ」などの政策協定を共産と結んだことに、立民を支援する連合が猛反発。慌てた枝野幸男代表は、「軽率な行動があり、迷惑をかけた」と連合に謝罪した。

 天皇制や自衛隊の廃止、日米安保条約破棄などを綱領に掲げる共産へのアレルギーは根強い。共産に近づき過ぎれば、代わりに保守層の支持を失うというジレンマを立民は抱える。選挙の協力は得たいが、あまり表に出られるのは困る――。立民側の本音はこんなところだ。ベテランは「せっかくの良薬も、飲み過ぎれば劇薬になる。ほどほどが一番」とうそぶく。

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2040415 0 デスクの目~政治部 2021/05/10 15:00:00 2021/05/10 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210506-OYT8I50048-T.jpg?type=thumbnail

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