四つの舞台に全力 演劇人・渡辺えりの熱い夏

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編集委員 祐成秀樹

 7月下旬、渡辺えりさんの事務所から届いたチラシを見て驚きました。表には「新作書き下ろし 渡辺えり×木野花、初の二人芝居」「リーディング 片づけたい女たち」、裏には「尾上松也 渡辺えり 別役作品初挑戦の二人が今、炸裂(さくれつ)!」。えりさんが8月、2本の二人芝居を演出・出演し、リーディング公演を1本演出するというのです。その上、9月には劇団、KAKUTAの「ひとよ」に主演するとか。劇作家、演出家、俳優としてフル回転! 今回は、大変熱い夏を乗り切った渡辺えりさんにスポットライトを当てます。

コロナ禍で企画変更 演劇は必要と奮起

インタビューに答える渡辺えりさん。コロナ対策で生じた空席に段ボール人形を置いた劇場「座・高円寺」で(東京都杉並区)
インタビューに答える渡辺えりさん。コロナ対策で生じた空席に段ボール人形を置いた劇場「座・高円寺」で(東京都杉並区)

 まずは、この過酷な日程になった理由から。元々、この夏は「女々しき力プロジェクト」として女性劇作家の作品を連続上演する予定でした。しかし、コロナ禍で困難になったのです。「劇場を借りた以上、責任を取らないと」とえりさん。その結果、8月5~9日に座・高円寺で木野花さんとの二人芝居「さるすべり~コロナノコロ~」、10日に永井愛さん作の「片づけたい女たち」のリーディング公演、21~23日に松也さんとの二人芝居「消えなさいローラ」を上演することになりました。

 さらなる苦難も背負います。当初、即興芝居をやる予定だった木野さんが、「全部書いて」と言い出したのです。「徹夜して新作を書いて、KAKUTAの稽古場に通いました。コロナ下で65歳がですよ!」。でも、演劇人の熱い血が騒ぎました。「コロナ下だからこそ演劇は必要ですよね。人の心をなぐさめ、応援するために。それが出来ない時は辛かった。何のために自分は生まれてきたのか、落ち込みました」。かくして、「女々しき力プロジェクト序章」が始まりました。

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1465490 0 スポットライト 2020/09/10 10:00:00 2020/09/10 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200908-OYT8I50022-T.jpg?type=thumbnail

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