読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

17年で世界は一変、防衛装備品に欲しい柔軟性

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

編集委員 伊藤俊行

 17年に1度、おびただしい数で現れるユニークなセミが羽化を始めたと、米国から便りが届いている。

車のタイヤに張り付いた17年ゼミ(2004年、米バージニア州マクリーンで)
車のタイヤに張り付いた17年ゼミ(2004年、米バージニア州マクリーンで)

 前回は2004年。樹木で鳴いているばかりではない。朝、バージニア州からワシントンへの通勤で車に乗ろうとすると、車輪に赤い目のセミが張り付いていた光景を思い出す。テニスでラケットを振るとセミにぶつかったといった逸話には、事欠かなかった。

 「他のセミの羽化の周期と重なりにくい」「大量発生で多くの卵を産み、子孫を残す確率が高まる」等々、謎めいた虫の生態をめぐる諸説に共通するのは、ユニークさが種を守るうえで有利だとする見方だ。

 対照的に、ユニークさが弱みになる世界もある。

 例えば、国を守るための防衛装備品の分野だ。

 部品は特注だと、値段も上がる。教育や訓練も、他の装備品に応用できないと費用対効果が悪い。

 陸上配備型の弾道ミサイル迎撃システム「イージスアショア」の断念に伴う代替策となった「イージス・システム搭載艦」も、その懸念がある。

 今ある海上自衛隊のイージス艦8隻とは別に、新たに2隻を建造する。アショア用に米企業から購入契約済みのレーダーSPYスパイ7を使う意図は、防衛省が専門家にSPY7を海の上でも使えるかどうか調べさせたことからもうかがえる。

 大きなレーダーだから、当然、載せる船も大きくなる。海上で監視を続ける乗員のための「居住性」の強調にも、「大型化を正当化する理屈」といった冷ややかな反応がある。

残り:1252文字/全文:2013文字
読者会員限定記事です
新規登録ですぐ読む(読売新聞ご購読の方)
無断転載・複製を禁じます
2106828 0 広角多角 2021/06/07 11:55:00 2021/06/07 11:55:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210607-OYT8I50012-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)