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渋谷の歩行者は「阿吽の呼吸」ですれ違う…車の自動運転「レベル5」が実現したら?

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編集局 山下福太郎

 歩きスマホは、歩行者同士の「 阿吽あうん の呼吸」を乱す――。9月9日、日本の研究チームによる実証が、ユニークで奥深い研究に贈られる今年の「イグ・ノーベル賞」に輝いた。雑踏や人通りの多い横断歩道でも、互いの動きを予測してぶつからずにすれ違える。だが、一部の人が歩きスマホをするだけで後続の人や対向者の歩く速度の低下、人流全体の乱れにつながるという。

歩行者が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点
歩行者が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点

 世界一混み合うと言われる東京・渋谷のスクランブル交差点。「もしも横断する1500人全員が歩きスマホだったら」。NTTドコモが7年前に行った想定実験では、446件の衝突と103件の転倒が生じ、青信号の46秒間に横断できたのはわずか3人に1人だった。いかに阿吽の呼吸が大切かという証しだろう。

 今回受賞した研究の応用が期待される分野の一つが、車の自動運転。通常、ドライバーの多くは、周囲の車の進路や速度の変化といった「次の動き」を互いに予測しながら運転する。つまり歩行者と同様に、阿吽の呼吸をしている。自動運転車の頭脳に当たる人工知能(AI)がこうした予測をより正確に行えれば、接触や衝突の危険性を減らせる。年間3000件近い交通死亡事故の9割超は人為的なエラーに起因する。AIはブレーキとアクセルを踏み間違えたり、ましてや運転中に「ながらスマホ」をする心配もない。

 「2030年に死亡交通事故ゼロ」。絶対の安全が求められる航空機製造を祖業とするSUBARU(スバル)は、こんな目標を掲げる。実現のカギは自動運転技術の進歩。現在の日本は、ハンドル操作や加速・減速をAIが制御する「レベル3」が高速道路に限って実用化されている。どの道路でも人間が運転に全く関与しない「レベル5」は自動運転の到達点となる。

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