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    五平餅人気、「半分、青い。」経済効果32億円

    • トークショーで語り合う矢崎さん(左)と高村さん
      トークショーで語り合う矢崎さん(左)と高村さん
    • 新たに作成された「東美濃散策マップ」(左)と「五平餅ガイド」
      新たに作成された「東美濃散策マップ」(左)と「五平餅ガイド」

     東美濃地方が舞台となったNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の岐阜県への経済波及効果は約32億7000万円に上るとの試算を、地元の商工会議所などでつくる「ツーリズム東美濃協議会」が発表した。地元では、ロケ地や観光情報などを掲載したマップや、ドラマにも登場した名物「五平餅」が味わえる店のガイドブックを新たに作成。後半を迎えたドラマの盛り上がりが、さらなる活性化につながることを期待している。

     「久しぶりに食べた五平餅がおいしかった」。ロケ地の恵那市岩村町で5日に開催された「ふくろうまつりドラマ出演者里帰りトークショー」。ヒロイン楡野鈴愛にれのすずめの子ども時代を演じた矢崎由紗さんと、幼なじみの萩尾律の子ども時代を演じた高村佳偉人さんが「大好きな岐阜に帰ってこられてうれしい」などと語り合い、詰めかけた約350人を楽しませた。

     ドラマ人気は、着実に地元を活気づけている。

     ツーリズム東美濃協議会は、東美濃地方の観光施設への聞き取り調査や、過去に放映された連続テレビ小説の舞台の観光客増加数などを基に、県の分析システムで経済効果を計算。恵那市や隣接する中津川市を中心に、観光客は約47万7000人、観光消費額は約24億7000万円、それぞれ増加すると見込む。飲食店や土産物店、鉄道輸送などで消費額は大きく、それに伴う雇用などへの波及効果もあるとしている。

     同協議会構成員の「とうしん地域活力研究所」の担当者は「人気を一過性のものに終わらせないためには、観光客への『おもてなし』を徹底することでリピート率を高め、東美濃のファンになってもらう努力が必要」と指摘している。

     ドラマにあやかり、多治見、中津川、土岐、瑞浪、恵那の東濃5市と可児市、御嵩町や県などで作る「東美濃歴史街道協議会」は、「東美濃散策マップ」(A4判)を10万部作成。鈴愛と律が語り合うシーンのロケが行われた「岩村河川公園」(恵那市岩村町)といったロケ地11か所や、苗木城跡(中津川市)、岩村城跡(恵那市)などを掲載している。

     さらに「五平餅ガイド」(A4判二つ折り、8ページ)も6万部作成した。撮影許可を得た131店舗の場所を掲載するとともに、各店の五平餅の形やたれ、隠し味などの特徴を紹介。いずれも各市町内の観光案内所などで配布している。

     恵那市は、ふるさと納税でも、1万円以上の寄付に対し、「半分、青い。」にちなんだ返礼品を今月から新たに加えた。

     五平餅や、同市山岡町特産の細寒天を使った菓子など3000円相当の商品が入った「青い、岐阜 詰め合わせセット」で、市は「ロケ地の岩村町では観光客が増えている。ふるさと納税の寄付にもドラマの影響が反映されれば」と期待している。問い合わせは市移住定住推進室(0573・26・2111、内線337)。(松原輝明)

    2018年08月10日 18時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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