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    「女性が憧れる生き方」…兼高かおるさん死去

    • パン・アメリカン機で世界を旅した歳月を懐かしむ兼高さん(2017年2月、兵庫県淡路市で)
      パン・アメリカン機で世界を旅した歳月を懐かしむ兼高さん(2017年2月、兵庫県淡路市で)

     旅行ジャーナリストの兼高かおるさんの悲報が伝わった9日、兵庫県の淡路島内でもゆかりの人たちから悼む声が相次いだ。

     出身地の神戸市に近い淡路島で1985年に開かれた「くにうみの祭典」のメイン会場だった淡路市の観光施設・淡路ワールドパークONOKOROには、「兼高かおる旅の資料館」が開設されている。1959~90年に放送された民放の紀行番組で、兼高さんが訪ねた世界各地の民族衣装や民芸品、人形などを展示し、兼高さんは名誉館長を務めていた。

     同施設を最後に訪れたのは2017年2月。新設された紀行番組のスポンサーだったパン・アメリカン航空機の模型などを、感慨深げに見学していたという。

     支配人の清水浩嗣さんは「体調が良くない中で、無理をして来ていただいたが、喜んで見て回られていた。昭和の歴史の生き証人が亡くなられたようで、とても悲しい」と話した。今後、追悼展などを検討する。

     看護師を目指す学生が通う関西看護医療大には、奨学金制度「一般財団法人兼高かおる基金」がある。兼高さんが、観光施設と同じ市内の大学に支援を申し出たという。毎年度、最大4人を選び、1人月額5万円を給付。大学によると、16~18年度に計11人が奨学金を受けている。

     同大の江川隆子・理事長兼学長は「いつもすてきで、内面もきれいな方でした。女性が憧れる生き方をされたと思う。もっとお会いして、お話をうかがいたかった」と惜しんだ。

    2019年01月11日 09時18分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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