[夕刊エンタメ]小学生のリアル、繊細に…鈴木亮平「渦が森団地の眠れない子たち」

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「西郷どん」で役作りのために30キロ増やした体重もすっかり元通り。「痩せやすい体質なんです。でも、さすがに撮影が終わってすぐは体が重くて走れなかった。元通りに走れるようになるまで3か月かかった」=萩本朋子撮影
「西郷どん」で役作りのために30キロ増やした体重もすっかり元通り。「痩せやすい体質なんです。でも、さすがに撮影が終わってすぐは体が重くて走れなかった。元通りに走れるようになるまで3か月かかった」=萩本朋子撮影

 鈴木亮平が藤原竜也とのダブル主演で、人気劇作家・蓬●(ほうらい)竜太の新作「うずが森団地の眠れない子たち」に挑む。昨年、NHK大河ドラマ「西郷せごどん」で主人公の西郷隆盛を演じた鈴木を待ち受けていたのは、なんと小学生役だった。(小間井藍子)(●はくさかんむりに来)

 「まさかと思いました」。1メートル86の長身に不釣り合いなランドセルを背負いながらさわやかな笑顔を見せる。「4年前に映画『俺物語!!』で高校生を演じたとき、さすがにもう学生を演じることはないと思ったのですが……。このギャップこそが蓬●さんらしいとも思う」

 団地に住む、やや内向的な小学生の田口圭一郎(鈴木)とガキ大将の佐山鉄志(藤原)は親友同士。しかし、ある事件をきっかけに2人は対立していく。「小学生の頃って後から思うとキラキラしているけど、その当時はけっこう本気でつらかったり、大変だったりする。そのリアルさが描かれている。圭一郎が悩みつつ人生に立ち向かう様を繊細に演じたい」。演出も蓬●が担当。「すごく緻密ちみつ。『えっ』『あぁ』『うん』といった相づちや間を大事にしていて共感するところが多い」

 1983年生まれで、藤原とは同学年だが、がっつりと組んだ芝居は初めて。「竜也くんは子どもがそのまま大人になったみたいな部分があって、鉄志ははまり役」と語る。「学年は同じでもキャリアは全然違う」と謙遜する一方、役作りのスタイルの違いを楽しんでいる。「竜也くんは大枠のイメージの中で好き勝手にやって、だんだん蓬●さんが求める型に合わせていく。僕は小さなことを積み重ねて、探りながら役を形作っていく」

 小学生の物語だが、闘いのシーンにはアクション指導が入り、本格的だ。「スペクタクル感のあるものになりそう。子どもだからこそのある種の残酷さとか、逆に平和な部分とか感じてもらえたら」

 徹底した役作りとスケールの大きさが持ち味。1年4か月にわたる大河ドラマの撮影を振り返り、「役者人生で核と言えるものができた。体の中にどんと石を置かれた感じ」と充実した表情を浮かべる。「国の成り立ちや今、自分たちがどういう地点にいるのかについて関心が深まったのは大河のおかげかもしれない」。今後は、「やっぱり、日本語って美しいなと改めて思うし、日本人の人間関係の機微が描かれた作品に出たいですね」と言う。10月4日から20日まで、東京・初台の新国立劇場で上演。(電)03・3490・4949。

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799774 0 エンタメ・文化 2019/09/17 15:00:00 2019/09/17 15:00:00 2019/09/17 15:00:00 舞台「渦が森団地の眠れない子たち」に出演する鈴木亮平さん(10日、東京都新宿区で)=萩本朋子撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/09/20190917-OYT1I50029-T.jpg?type=thumbnail

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