「王国」で一躍注目、写真家の奈良原一高さん死去

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奈良原一高さん(2003年1月16日)
奈良原一高さん(2003年1月16日)

 洗練された美意識で戦後写真界をリードし、国際的にも活躍した写真家の奈良原一高(ならはら・いっこう、本名・楢原一高=ならはら・いっこう)さんが19日、心不全で亡くなった。88歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は妻、恵子さん。

 福岡県出身。早大大学院で美術史を学んでいたが、大阪の軍需工場跡を撮影したことで写真に開眼。1956年の「人間の土地」展でデビューし、刑務所や修道院を撮った「王国」などで一躍注目を集めた。

 59~61年、東松照明さんら気鋭写真家と結成した写真家集団「VIVO」を経て渡欧。写真集「ヨーロッパ・静止した時間」で68年、芸術選奨文部大臣賞などを受賞した。70年代前半には米国に滞在し、「消滅した時間」を残した。他の代表的な写真集に「ヴェネツィアの夜」などがある。

 硬質な詩情をたたえた写真は世界的に評価され、2002~03年、初の回顧展をパリで開催した。05年にクモ膜下出血で倒れ、都内で療養を続けていた。

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1009136 0 エンタメ・文化 2020/01/20 12:09:00 2020/01/20 12:18:24 2020/01/20 12:18:24 奈良原一高 写真家。(2003年1月16日) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200120-OYT1I50033-T.jpg?type=thumbnail

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