縄文土器からアニメまで…ダボスで「日本博」PR
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【ダボス(スイス東部)=杉野謙太郎】世界の政財界のリーダーが集う世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が行われているスイスのリゾート地・ダボスで、亀岡偉民文部科学副大臣は21日、政府が日本各地で展開する文化芸術の祭典「日本博」をアピールした。
東京五輪・パラリンピックに合わせて行う日本博を海外で発信するのは、大会本番の2020年になってから初めてで、外国人観光客の拡大につなげる狙いがある。
亀岡副大臣はロイター通信の主催したイベントで約60人の聴衆を前に、縄文土器から仏像、浮世絵のほか、能や歌舞伎といった舞台芸術、現代のアニメや漫画まで、日本文化の長い歴史と多様性を紹介し、日本博は「日本の独特の文化や、伝統に育まれた繊細さを伝えようとしている」と英語でスピーチを行った。
「ぜひ日本にいらして、私たちと一緒に楽しんでください。あなた方をおもてなしで迎えたい」と亀岡副大臣が締めくくると、聴衆は拍手で応じた。
日本博は「日本人と自然」を総合テーマに、美術展や舞台公演など約370件を全国で展開する。