「妖刀村正」伝説、吉宗作か…家康や徳川家を神格化

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

徳川家康の遺品として尾張藩初代義直へ遺贈された「刀 銘 村正」(徳川美術館蔵、9月22日まで同美術館で展示)
徳川家康の遺品として尾張藩初代義直へ遺贈された「刀 銘 村正」(徳川美術館蔵、9月22日まで同美術館で展示)

 「妖刀 村正むらまさ」が徳川家に災いをまねく――。8代将軍吉宗の頃から約300年続いてきた風評が、近年の歴史研究で、ようやくぬぐい去られようとしている。(文化部 岡本公樹)

 「村正」は、16~17世紀に伊勢の桑名(三重県桑名市)で作られた日本刀。有名なのは、徳川家康の祖父、父、家康、息子を死なせたり、けがをさせたりした「呪い」だ。江戸幕府公認の歴史書「徳川実紀」にも載る逸話で、幕末には西郷隆盛など倒幕側の勢力があえて所持する逆転現象も起きた。

 2016年に地元の桑名市博物館で「全国でもおそらく初めて」(杉本竜館長)の村正をテーマにした特別展が開かれたのを機に、歴史的な考察が進んだ。

 日本刀は、室町時代になり、中国への輸出品や、合戦が増えたことから、各地で作られた。村正も「当時としては新興メーカー」(杉本さん)で、比較的安くて高品質なことから、地元の東海地方の武士に普及した。そのため、贈答用の芸術的な刀よりも、実用的な短刀が多く現存する。

 1535年、家康の祖父で岡崎城主の松平清康が隣国の尾張へ出陣中に、部下に暗殺された。

 (ここから先は読者会員のみ見られます。こちらでログイン・会員登録をお願いします)

無断転載・複製を禁じます
1387851 0 エンタメ・文化 2020/08/05 05:00:00 2020/08/05 16:17:38 2020/08/05 16:17:38 徳川家康の遺品として尾張藩初代義直へ遺贈された「刀 銘 村正」(徳川美術 館蔵)。9月22日まで徳川美術館で展示(「銘」と「村正」の間の空白は半角スペース) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200804-OYT8I50061-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

NEW
参考画像
500円400円
参考画像
ランチでご来店のお客様にジェラートをサービス
参考画像
アクティビティご利用でソフトドリンク1本サービス

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ