[週刊エンタメ]STORY・Official髭男dism ピアノポップバンド<4>「たたき上げ」の誇り

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 サブスクリプション(サブスク=定額制音楽配信)で人気が爆発したヒゲダン。インターネットとの良好な関係は活動初期からで、CDを通販しながら、主な曲はネットでも気軽に聴けるようにしていた。(文・鶴田裕介)

左から楢崎、小笹、藤原、ドラムスの松浦匡希
左から楢崎、小笹、藤原、ドラムスの松浦匡希

 そもそも、今の所属事務所がヒゲダンを見いだしたのも、ギターの小笹大輔が配信サイト「Audioleaf」にアップした音源がきっかけだった。小笹は「僕はマネジャーみたいなことをやっていて、ホームページや通販、SNSも全部管理していました」と振り返る。

 CDの売り上げ減を懸念し、ネット配信をちゅうちょするアーティストもいる中、「(バンドを)売っていきたいのに、CD買わないと聴けないとか、聴ける環境を制限するのは効率が悪い。極論すると、お金もうけをしたいとは今も思っていない。音楽を聴いてもらうことが大事」と小笹。その精神が、デビュー後のサブスク重視の姿勢につながり、「Pretender」「宿命」が爆発的に聴かれることになった。もし、ネットに出し惜しみしていたら「(ブレイクまで)時間は絶対、かかっていたと思います」。

 ヒゲダンは2018年、ドラマ「コンフィデンスマンJP」主題歌「ノーダウト」でメジャーデビュー。ボーカル、ピアノの藤原聡は、この曲の制作がバンドのターニングポイントだった、と語る。「記憶がないんですよ。締め切りがタイトすぎて」。ドラマ制作チームの要望に応じ、1か月弱の間に6、7曲を作った。「こんなにNG食らうことはないだろ」というほど、膨大な量のやりとりがあった。乗り越えられたのは、それに見合う、制作チームの熱意があったから。「まだインディーズだった僕たちに、主題歌を頼んでくれた。売れているかどうかじゃなくて、音で選んでくれたのは、誇らしいことでした」

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1430680 0 エンタメ・文化 2020/08/24 17:30:00 2020/08/24 17:30:00 2020/08/24 17:30:00 Official髭男dism(新アーティスト写真) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200822-OYT1I50018-T.jpg?type=thumbnail

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