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快進撃の「半沢直樹」、スカッとする「おっさんファンタジー」…猿之助らが過激な「顔芸」

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 放送中のTBS系ドラマ「半沢直樹」の快進撃が止まらない。2013年の前作は、決めぜりふの「倍返し」が流行語となり、最終回の視聴率は平成以降のドラマでトップの42・2%を記録した。その勢いは今シーズンも健在で、初回から視聴率は7週連続で全テレビ番組中トップを快走。1~7話の視聴率の平均は23%を超える。ちまたではテレビ離れも叫ばれる中、視聴者に何が受け入れられているのだろうか。(田上拓明)

原作と異なり「黒幕」再登場

 銀行員・半沢直樹(堺雅人)が、陰謀やトラブルに立ち向かう池井戸潤の小説が原作だ。今シーズンは、子会社に出向し古巣の銀行と敵対する前半と、銀行に返り咲き政府と対峙たいじする後半に分かれて展開する。原作とは筋立てを大幅に変更。前シーズンに注目された黒幕の大和田常務(香川照之)を原作と異なり再登場させた。

コロナ禍でも感染防止を徹底し、「半沢直樹」らしい迫力の演技が展開されている(TBS提供)
コロナ禍でも感染防止を徹底し、「半沢直樹」らしい迫力の演技が展開されている(TBS提供)

 コラムニストの木村隆志氏は、「前シーズンでウケた部分をしっかり分析し、原作を掘り下げてグレードアップしている」と話す。同局は「半沢直樹」の前クールの「テセウスの船」でも物語の謎解きの結末を原作と変え、話題作りに成功。かつては原作に忠実にしようと制作側が細かく気遣った作品が多かったことを踏まえ、「原作ファンも気になる作品になるような手法を確立した」と評価する。

 受け手の変化もあるようだ。木村氏は「日本人のドラマの見方が成熟してきた」とみる。SNSで感想を共有しながら視聴する時代になり、1980~90年代と比べ「必ずしも自分自身の心境や環境に重ねられるものを求めなくなった」。その結果、「こんな上司にたてついて、ため口でどならないよね」などと冷静に考えつつ、ドラマをフィクションとして楽しむ見方を身につけたのだという。

歌舞伎、舞台俳優を多く起用

 市川猿之助ら歌舞伎俳優、佃典彦ら舞台出身の俳優を多く起用し、福沢克雄監督ならではの演出でその芸を生かしたことも質を高めた。テレビドラマに詳しい早大演劇博物館の岡室美奈子館長も「一見リアルですが、実は『おっさんファンタジー』です」と語る。

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1490428 0 エンタメ・文化 2020/09/20 08:53:00 2020/09/20 08:53:00 2020/09/20 08:53:00 コロナ禍でも感染防止を徹底し「半沢直樹」らしい、迫力の演技が続く https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200915-OYT1I50042-T.jpg?type=thumbnail

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