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【ロンドン=広瀬誠】英BBCは31日、「007」シリーズの初代ジェームズ・ボンド役で知られる英国の俳優、ショーン・コネリーさんが滞在していたカリブ海の島国バハマで死去したと伝えた。90歳だった。家族がBBCに明らかにした。最近、体調を崩していたという。死因などの詳細は判明していない。

英スコットランドの生まれ。海軍を除隊後、ミュージカル「南太平洋」で初舞台を踏み、1954年に映画デビューした。下積み生活が長く続いたが、62年、スパイ映画「007 ドクター・ノオ(『007は殺しの番号』から改題)」の主人公ジェームズ・ボンド役に抜てきされた。タフでセクシーなスパイ役を好演し、「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフィンガー」など計7作でボンドを演じ、人気スターの地位を確立した。
67年製作の「007は二度死ぬ」は、日本が舞台で「ボンド・ガール」に選ばれた浜美枝さんとの共演が話題を呼んだ。
ほかにも、「風とライオン」「
その後も「レッド・オクトーバーを追え!」「小説家を見つけたら」など話題作への出演を続けたが、アメリカ映画協会の生涯功労賞を受賞したのを機に、2000年代半ばに俳優業を引退していた。故郷スコットランドの英国からの独立について推進の立場だった。