アイドル冬の時代、手作り名刺配り発奮した高橋由美子が30周年…「悲壮な現実ブッ潰す」

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 高橋由美子が歌手デビュー30周年を記念したベスト盤「最上級 GOOD SONGS」(ビクター)を出した。21年ぶりの新曲も収録。以前と変わらぬ明朗な歌声を響かせる。

「20世紀最後の正統派アイドル」と呼ばれた高橋由美子
「20世紀最後の正統派アイドル」と呼ばれた高橋由美子

 「風神雷神 引き連れ 悲壮な現実リアルは ブッ潰す 永遠声援 なんだよ」――。新曲「風神雷神ガール」は、「30年をしっとり振り返るより明るくぶっ飛んだ歌にしてほしいとお願いした」という。森雪之丞が手がけた詞は、昨今の世相と高橋のイメージを巧みに同居させている。

 昔から「こんなふうに元気な曲調で、聴く人を応援する歌が多かった。体力が必要な歌ばかりだったなあ」と笑う。デビューした1990年は「アイドル冬の時代」だった。松田聖子に始まる黄金時代、そしておニャン子クラブのブームもあった80年代は去り、人気歌番組「ザ・ベストテン」も終わった。そんな中、孤軍奮闘していたのが高橋で、当時は「20世紀最後の正統派アイドル」と呼ばれた。

 「『アイドル 高橋由美子』という手作りの名刺を配っていた。意識して自分を奮い立たせていたと思う」と振り返る。ヒロインを演じたドラマ「南くんの恋人」の主題歌「友達でいいから」は売り上げ40万枚に迫るヒットを記録。99年までのシングル24枚は全て、縦長の短冊型のCDケースだった。「その時代を駆け抜けたって感じかも」

 2000年以降は舞台を中心に活躍。「素に近いまま一人で歌うアイドルで根性がついた。長い時間をかけてじっくり作る舞台が好き」。9月は「時子さんのトキ」という作品で、年下の男性に金を貢ぐ主人公を演じた。「女性は30~50代にかけて、若くありたい自分と、熟してきた自分を上手なバランスで出すのが難しい。でも、アイドルという称号を捨ててはいない。私の中では走り続けている」

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