「はだか祭」裸男もみ合いは「密の中の密」…苦渋の決断で中止
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愛知県稲沢市の尾張
毎年旧暦1月13日に行われるはだか祭は約1250年続くといわれ、神男に触れて厄を落とそうと、数千人の裸男が境内で激しくもみ合う。国府宮によると、今の形になって以降、もみ合いが中止されたのは、昭和天皇が崩御した1989年の1回だけだという。今年2月6日のはだか祭では約8000人の裸男が集まり、約20万人の参拝者が訪れた。山脇敏夫宮司は「もみ合いは『密の中の密』。中止は苦渋の決断だった」と話した。
ほかの神事は例年通り行うが、厄よけを祈る布を結んだササの奉納は裸の男衆が行わず、着衣の上、マスクを着けて行うという。