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松岡茉優の脚本分析法、ポイントは「虫眼鏡」…三谷幸喜が演出の群像劇に挑む

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 松岡茉優が出演する舞台「23階の笑い」が12月5日から27日まで東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演される。「蜜蜂と遠雷」「劇場」など話題の映画で好演が続く実力派の2度目の三谷幸喜演出作への参加だ。三谷が影響を受けた米国の喜劇作家、ニール・サイモン作の群像劇に挑む。(編集委員 祐成秀樹)

又吉直樹の小説が原作の映画「劇場」(行定勲監督)では演劇の町、東京・下北沢でのロケに参加。「忘れられない経験です」=園田寛志郎撮影
又吉直樹の小説が原作の映画「劇場」(行定勲監督)では演劇の町、東京・下北沢でのロケに参加。「忘れられない経験です」=園田寛志郎撮影

 サイモンは松岡にとって忘れ得ぬ存在だ。中学生の頃、演技のレッスンで名作「おかしな二人」と「裸足はだしで散歩」の一場面を演じた時、「すごく難しくてどう演じたらいいか、初めて分からなくなりました」。

 そこで「虫眼鏡でのぞく感じ」で脚本と向き合った。「何でこの言葉になるのかとか、これがあるからこうなるとか、数学的に読み解こうとした」。以後もこの方法は行っている。作品ごとに全く違う表情で演じられる理由の一つは、こうして脚本を知的に分析する習慣を持っているからだろう。

 「23階の笑い」は三谷が演出と上演台本を手がける。「三谷さんの解釈でサイモンを読み解くことができるのはかけがえのないことです」

 舞台はマッカーシズム(赤狩り)に揺れる1953年のニューヨーク。人気テレビ番組が予算削減と時間短縮を突きつけられて、携わる大物コメディアンと7人の放送作家が困惑する。「終わりを描く物語。群像劇になると思うので、ほとんどのキャストが出ずっぱり。どこを見ても楽しいのでは」

 演じる役は紅一点の作家キャロル。三谷の役のイメージはドアを開ける前、クッと自分に活を入れる人。「毎日大事に思い返しています」

 同僚役は瀬戸康史、梶原善、山崎一ら個性派ぞろいだ。「皆さんの過ごし方を見ると勉強になります」。例えば、名優・浅野和之。稽古初期からスーツにネクタイで演じている。そこで自身もスーツの上着をつけて演じたら、「発見がたくさんありました」。

 映像作品を軸に活躍しているが、2017年にケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出「陥没」、18年に三谷の「江戸は燃えているか」など舞台出演も欠かさない。演劇特有の身のこなしや発声を「1年たてば忘れてしまうよ」と助言してくれた先輩女優の言葉が「私の中にずっと残っている」のだ。

 三谷には「子供の頃から憧れていた」が、今年さらに敬意が高まった。コロナ禍で閉鎖されていたパルコ劇場の再開第1弾公演は彼の新作「大地」。出演者にソーシャルディスタンスを保たせながら笑わせ、役者の生き方も考えさせる芝居を見て、「感謝で胸がいっぱいになった。演劇の希望や夢を見ることができました」。

 今回は、新型コロナウイルスへの感染リスクがある中で見に来てくれる観客に、自身が夢を与える番だ。「ありがとうの気持ちを全身で伝えたい。キラリとした大切なものを持って帰ってもらえる舞台にしたいです」。(電)03・5423・5906。

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1650902 0 エンタメ・文化 2020/11/25 09:11:00 2020/11/25 12:27:02 2020/11/25 12:27:02 舞台「23階の笑い」に出演する松岡茉優さん(7日、東京都目黒区で)=園田寛志郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201124-OYT1I50054-T.jpg?type=thumbnail

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