熱田神宮が「刀剣の聖地」に…真柄の大太刀を常設展示へ
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国宝や重要文化財を含む日本刀約450振りを所蔵する名古屋市の熱田神宮で来秋、刀剣の展示施設「剣の宝庫
館の建設は、天皇陛下即位を祝う記念造営事業。神宮のご神体で、三種の神器の一つ、

同神宮は古来、武家や刀匠の信仰をあつめ、多くの日本刀が奉納されてきた。国宝や重要文化財に指定されている刀剣も20振りを数える。日本屈指の大太刀とされる
神宮は刀剣以外にも、神宝類、書画、舞楽面、工芸品など6000点を超す貴重な文化財を所有しており、これまで宝物館で収蔵、順次展示してきた。しかし、展示スペースに限りがあるため、秀逸な刀剣類の収蔵品にふさわしい専用展示スペースを望む声が上がっていた。
日本刀を研究する神宮の福井
◆真柄の大太刀=戦国時代、織田・徳川連合軍と浅井・朝倉連合軍が衝突した姉川の合戦(1570年)で、朝倉方の真柄十郎左衛門直隆と十郎直基の父子が用いたとされる通称「太郎太刀」「次郎太刀」2振りのこと。太郎太刀は刃長221・5センチ、次郎太刀も166・7センチある。