「平和を」「ありがとう」…ジョン・レノン40回目の命日、ファンが献花
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ビートルズのメンバー、ソロ歌手として活躍したジョン・レノンさんが亡くなって40年。命日にあたる8日、東京都内で開催中のレノンさん関連の展覧会会場には献花台が設置され、ファンらが凶弾に倒れた故人をしのんだ。

レノンさんは40歳だった1980年12月8日(日本時間・9日)、米ニューヨークの自宅前で男に射殺された。突然の訃報(ふほう)は世界に衝撃を与えたが、レノンさんが伝えた「愛と平和」のメッセージは、その後も幅広い共感を呼んでいる。
献花台には、次々にファンが訪れて花束を手向けていた。台に置かれたメッセージ帳には「ありがとう」「大好き」「平和を」「見守って」などの言葉が書き込まれていた。
横浜市の男性(71)は、「ジョン・レノンの音楽は青春時代のBGMで、私の人生と共にある。悲報はショックというより、何が起こったのか分からない信じられない気持ちだった。彼は常に、平和と愛を訴え続けていたのだと改めて思う」と話していた。
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様々な展示物でレノンさんと妻、オノ・ヨーコさんの足跡をたどる「DOUBLE FANTASY ―John&Yoko」は、東京都港区のソニーミュージック六本木ミュージアムで来年1月11日まで開催中。午後6時閉館だが、12月10日までは献花のみ午後8時まで受け付ける。献花は展覧会のチケットなしでも可能。