「5万回斬られた男」俳優の福本清三さん死去…「ラストサムライ」「水戸黄門」鮮やかな斬られ方で人気
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
時代劇の斬られ役などとして活躍し、「5万回斬られた男」の異名を持つ俳優の福本清三(ふくもと・せいぞう、本名・橋本清三=はしもと・せいぞう)さんが1日、肺がんのため死去した。77歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は妻、橋本雅子さん。

兵庫県生まれ。1958年、15歳で東映京都撮影所に専属演技者として入所。映画「柳生一族の陰謀」やテレビ「暴れん坊将軍」「水戸黄門」など、時代劇を中心に出演し、派手に体を反らせて後ろ向きに倒れる、鮮やかな斬られ方で人気を集めた。

2003年に米映画「ラストサムライ」に出演。04年には第27回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞した。14年の映画「太秦ライムライト」で初めて主演を務め、カナダの第18回ファンタジア国際映画祭の最優秀主演男優賞に選ばれた。その後も映画やテレビなどで活躍していたが、昨夏に体調を崩し、療養していた。
無断転載・複製を禁じます