シネコン、座席の事前販売を8日分から休止…宝塚歌劇団は開園時間早める
完了しました
シネマ・コンプレックスのTOHOシネマズやユナイテッド・シネマなどは、緊急事態宣言が発令された東京、神奈川など1都3県の映画館について、座席指定券の事前販売を8日分から休止している。
東京都新宿区のミニシアターの新宿武蔵野館などが、8日から、午後8時以降の上映をやめることを決めた。
宝塚歌劇団は、東京都内の劇場で今月開幕する2作品について、一部公演の開演時間を早めると7日、発表した。昼夜2回上演される日のうち、夜公演の終演が午後8時を過ぎる日が対象で、期間は2月7日まで。
クラシック音楽や演劇の公演は、これまでの制限緩和で満席の公演も可能になっていたが、再び「50%」の制限が課された。日本クラシック音楽事業協会の入山功一会長は「制限は仕方ないが、科学的実験をして徹底した感染対策を取り、演奏会の客席でクラスター(感染集団)が発生していない実績を考慮してほしかった。期間が1か月で済まなければ影響は深刻になる」と憂える。
松竹や東宝、劇団四季などが作る「緊急事態舞台芸術ネットワーク」は7日、「公演延期や中止に伴う金銭的・人的損失そのものは、拡大の一途」とし、政府に支援を求める声明を出した。
東京都内の四つの寄席は、10日までは「初席」、11~20日は「二之席」という正月興行のため、通常よりも出演者は多めにしている。寄席関係者によると、一人一人の出番を少しずつ減らして午後8時に終演できるよう調整するという。