役柄イメージが歌に反映された中山美穂、筒美京平・松本隆コンビと相性抜群…「後の大物」も曲提供
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昨年、希代の作曲家・筒美京平が亡くなり、作詞家・松本隆との名コンビぶりが再び注目されたが、2人は中山美穂の1985年のデビュー曲「『C』」を始め、多数の中山作品に関わっている。女優として世に出た中山は、役柄のイメージが歌に反映。「『C』」や「生意気」は、早熟で不良っぽい感じ。コミカルなドラマの主演で勢いが増した頃は、「ツイてるね ノッてるね」「『派手!!!』」などアップテンポのポップな曲を2人は打ち出し、中山との相性は抜群だった。
その後、しっとりとした大人の魅力を身につけた中山には、後に大成する若手作家も楽曲を提供。「50/50」は小室哲哉作曲。AKB48のヒットメーカー、井上ヨシマサは「Rosa」で実力を示している。様々な作家の才能も分かるベスト盤「All Time Best」はキングから発売。サブスクリプションも解禁された。(清川仁)